今回のエンジニア日記はヒトミリリィさんのインストアライブの様子です。
とても楽しい(?)二人組からなるユニットです。セットアップ,リハ終了後スタッフの方と談笑していたのですが、いや話題は尽きまません。
さて、そのリハの様子ですが、まぁいつもどおりと言えばいばいつもどおりです。おふたりとも経験が豊富(旅館の宴会場でステージをこなしたこともあるとか...詳細はヒトミリリィwebsiteさんへ)なのでリハもサクサク進みます。
モニターとFoHを決めて終了です。
profileにもありますが、【オトの輪】というイベントを主催しておりSHIBUYA CLUB QUATTROでそのVol.8を成功させたばかりでした。
都内からもファンの肩が駆けつけてくれており、なごやかな雰囲気でのライブとなりました。
今回のインストアライブはアルバム 『三三七拍子!!』の発売記念イベントでした。ライブではCdに収録されている曲を中心に多くの曲を演奏なさっていました。
ヒトミさん(歌のオネイサン)の出身は大分だそうなのですが、、会場に大分県出身のかたがいらっしゃって、ライブ後盛り上がっていました
「はるか筑波で」大分出身の人にあうとは思わなかった」と。
次回もよろしくお願いします。
TakumiOtani
MUSIC PLANT
明日書こう、明日になって、明日書こう、でしばらくご無沙汰になってしまったエンジニア日記です。
今回の内容は先日行われた大場 友さんのインストアライブの様子です。今回はアルバム「Voice」の発売記念と言う形でのインストアライブです。
朝自宅を出る時に、「雷が...」みたいなことを嫁に言われ、チョット気になっていたのですが、確かにセットアップ中も曇天全開...。会場のQ'tは屋根があるので多少の雨では特に問題有りませんが、雷は話が違います。下手したら死にます。オペ中に死ねるなんてEngineer冥利に尽きる
なんて全然思いません。死ぬのは畳の上がいいです。
というわけで最新の雷情報確保するべくノートPCをもち込みワイヤレスLANで常に雷雲情報を監視です。幸い雷も皆無だったのですが大場さんもMCでそのことに触れていらっしゃいました。
さて、ライブはいつものとおり2部構成、まずセットアップしてリハーサルです。この時にチョット試してみたモニターの置き方が非常に好印象。EQを大きく操作することなくしっかり音が聞こえます。次回からもこうしよう、と思いました。なれた現場でもこういったささいなことで音質のグレードアップを図っています。
大場さんの今回のLiveはGtの弾き語りなのでAgt用にDIを、ボーカル用にSM58を設置します。簡単なあいさつを済ませ、早速リハに。
モニターバランスを決め、FoHの音もチェックです。微調整を終わらせリハ終了です。
「指が細長くてギターおさえるの楽そうだなぁ。いいなぁ」とか思いながらリハをやっていきました。
今回は本人直筆に曲のタイトルを綴りまで教えていただきましたのでしっかり記載したいと思います。
1st set
1st set
ギター1本と歌なのに色んな世界が広がります。うーんさすがですね。
MUSIC PLANTの近くの「ラヂオつくば」さんでも番組を持ってらっしゃるとのこと。多方面に活躍中です!
4月下旬からのアルバム制作プロジェクトが一段落しました!
今回ご一緒させていただいたのはCuervo(カタカナで一番近い発音は「クエルボ」)さんです。
話すと長いので、なぜ録音することになったか?は割愛いたしますが、Gt/ChoのシマゼンさんとVo/Harpのケンタロウさんの2人から成るユニットです。
今回は10曲の収録/Mixです。
僕がいうのもなんですが、バラエティに富みつつも、1本筋の通った作品になっていると思います。
収録は4/29-30,5/2、Mixは5/2と5/23でした。途中ラフを作って送ったりもしたのですが、モノを作っていくと言うのは楽しい作業ですね。
同じブースでほぼ向い合っての収録でしたので(いわゆる「同ブース一発どり」)、かぶり考えつつマイキングです。最終的にはギターにはマイクが4本(1ステレオ,2モノラル),Voに1本,Roomで1本bの計6本を使用しました。これをベーシックにOverdubbomgしていくので、ギターが5本、とかとなるだけで、すでに20ch!非常に情報量の多い音になったと自負しています。
MixではGtの音は主にFaderのバランスを変えるだけで音色を決めていったのですが、非常に良かったと思います。コンプなど殆ど使わずにMixしたのでとても楽しくもあり、チャレンジでした。
7/26に発売のようです。近日中にHPに予約フォームができるそうなのでこまめなチェックを!
TakumiOtani
MUSIC PLANT
otbに「録音ってどうやるんですか?」と訊かれ、一瞬考えて「マイク立てて、Recボタン押すんだけど...」とまるで人をおちょくるかのような回答を出したEngineer,Takumi Otaniです。
いや、別にotbを馬鹿にしたわけでも、おちょくった訳でもないんですよ。
「Recording=記録」、という意味ですから、 Artistの演奏、テンションとかをListenerに届けるためのファーストステップなわけですが、すごく緊張しますし、集中力も使います。ただ「どうやるんですか?」、と訊かれると、上のような答えになってしまう訳です。
実際には「楽器の音を聴き、クライアントとの表現したい方向を話し合い、その方向性にあったマイクやプリアンプ、EQや、Compなどの機材を選び、結線してLevelを確保し、Recボタンを押す」と言う事なんですが、C/Rで音が納得が行かないとマイキングを変更しにPlayRoomに行きます。
弊社、Annex Recordingには高級機材、とくにChannel Stripが多数ありますが、EQやコンプの使用は結構最小限です。最近HAだけでも良かったかな、と思う次第です(苦笑)。
。
Loverbさんの録音も進んでおります。
いろんな方と一緒に、ひとつも目的に向かっていくRecording/Mixingがとても好きです。物を作るのってやっぱり楽しいですね。
ということを、otbに投げかけられた疑問の回答とさせていただきたいTakumiOtaniでしたー
MUSIC PLANT
Music Plant Music Schoolのベースコースの講師の八田先生が参加しているバンド、Loverbの録音を担当させていただきました。
八田先生には、自宅Private Studioのご相談をしていただいておりまして、そんなこんなの話しで、今度録音をお願いしたいと。
是非ともやらせていただきます!と言う事になり今回の録音です。 実は5/14-17の4日間、3回の録音を行いましたが、同じクライアントが3日間ではなく、3日とも別々のクライアントです。イメージを切り替えるのがチョット大変かな、と思っていましたが、うまく分離させつつ進めることができました。
現在LoverbさんはDsはサポートとのことで、今回の録音ではDsは山縣 亮氏、MPMSの講師でもあります。
八田先生と録音の進行など打ち合わせしていると、ローディの岡島くんが「オハヨーゴザイマス」ときました。キリが良かったので一旦そこでVocalの大西さんの仮歌を録音します。
大西さんもエンジニアなのですが、やはり今回は音楽的なことに集中していただければと思っていました。が、やはりエンジニア、C/Rの機材を興味深そうにご覧になっていました。
Voの仮録りはほぼ一瞬で終わり、Dsのセットアップです。山縣氏も到着し、システムを組んでいきます。今回はdwのセットでした。岡島くんをからかいながらもセットアップもはわり、マイキング、Level調整と進めていきます。マイキングの修正を加え、では参りましょうか、となりました。
dw 鳴りますねー。途中でFloor tomのマイクをさらに調整をかけました。音が取っ散らかっているかんじがして、しっくりこなかったのですが、なかなか綺麗に拾えるポイントがなくて苦労していたとき、山縣氏が「Kickも含めてその2台、あんま叩き込んでないんですよ。なんか、鳴んないですよね?」と。
「そうなんだケド、どっかあるはずなんだよねー」てなことを確認しつつ、ナイスなポイントを見つけ、録音続行。
曲によって、山縣氏なりの解釈というか、イメージがあるので八田氏に確認をとりつつSnを交換していました。
ベストなマイクを探し、マイキングを変更しどんどん進んでいきます。いいペースです。流石にプロ! なので、大きなミスもなく、話す内容も「ここのハネの感じをどのくらいにしましょうか?」などと非常に音楽的!
八田先生は今回飛び道具(?)として8弦ベースをお持ちでした。先日の録音で前川さんが7弦ベースを演奏していたので、それが頭にあり、「チューニングてどうなんてるんですか」と思わず口から出ました。
「いや、オクターブです」といわれ、あああ、アレですね、と。元カシオペアのナルチョさんやMotery CRUEのNikki Sixx くらいしか頭に浮かばないのですが(汗)、まぁ12弦ギターのベース版ですね(この表現も如何なものか...)。
8弦ベースはそんなにたくさんは出てきませんが、楽しみにしておいて下さい。12弦ギターに似た独特のサウンドが堪能できます。
八田氏は今回上記8弦を含めて3本のbassを使用していました。JBとPB(あ、年式忘れちゃいました...。僕と同い年か先輩くらいのいわゆる「Vintage」です。)
この日は5曲のリズム録り。いくつかテイクを重ねた曲も有りますが、別のversionをとるという感じのもの。無事録音終了です。八田氏、山縣氏にお褒めのお言葉もいただき、ほっとしました。残りのスケジュールも頑張っていきます!!
今回は写真、頑張ってみました。
TakumiOtani
MUSIC PLANT
スタジオで多くの時間を過ごしているTakumi Otaniです。
前回の録音に引き続き、また声をかけていただきました。
メンツは前回と同じく
斎藤孝太郎氏(5弦エレキチェロ), うしろから前川氏(7弦ベース),目次敬之氏(ドラム) です。
メンバーさんのサイトに録音風景も有ります。
手順は前回と同じく、一発でベーシックを録音してそれぞれのパートを差し替えていきます。
今回は目次氏のドラムも前回と異なり、これも僕にとって新たなチャレンジです。今回は20"Kickだったのですが、前回は22"でした。音の差をうまく生み出すようにかつ、違和感のないように気を使いました。
今回もすんなりと進み、celloの録音までサクサクと、何故かブレーカーがおちるという惨事にも関わらず、dataも機材も無事です。
いろーんな音色が入っていますが、録音を担当したエンジニアとして断言しておきます。「Ds,Bass,Cello,Percussion以外の音は録音していません!」(リリースされたCDを聴いていただければ、その理由が分かります)
しかし今回大変だったのはCelloの録音です。前川さんが「残虐な音」と表現していましたが、まさしく!
音作り中にFeedbackが起きる度、Play Roomから斎藤さんの「あー(痛)!」という悲痛な悲鳴も聞こえます(苦笑)
音作りの相談などでどうしてももPlay roomに行かないとイケないのですが、僕もメンバーさんもなんとなく腰が重たい感じです。実際に収録された音は過激ありつつも、耳に痛くない感じの音ですが、ampからfeebackがでますから、あの轟音のなかcelloを演奏するのは精神的に大変だったと思います。
外見は穏やかな斎藤さんですが、内に秘める狂気(?)というのでしょうか?GAPが素敵です。
そういば休憩中に「Arcoでfeedbackが起きるタイミングを弓を離すタイミングでコントロールしてたんだけど、この難しさを誰に伝えればいいんだ(w」とおっしゃっておいででした。
意外とみなさんC/Rの機材覚えてるんですね。2台目のAVALON Design VT-737spをみて、「あれ?これこの間はなかった気がする」と。
てかまぁ、みなさん機材好きなんでしょうね。上の写真からもわかっていただけると思いますが。
斎藤さん、今回も「RATのイイヤツ見つけた」、とスゴク嬉しそうにおっしゃっておいででした。
リリースは夏ごろとの予定だそうです。今からすごく楽しみです。
TakumiOtani
MUSIC PLANT
こんにちは。
僕が録音することになると、晴天になることが多い、天気の神様に見放された Engineer Takumi Otaniです。
今回もご多分にもれず、屋内で何時間も過ごすというのに外は晴天。てな事を考えながらDsのTAKA氏とセッティング。「まだどの音で行くか決まってないんだよねー」などと言いつつも着実にセッティングを終わらせ、イメージをふくらませていました。その間にもマイクアレンジ、マイクングは終了し、テスト録音等に移ります。
そうこうこうしているうちに、Bassist/Producer, Arrenger/Guitarist, Keyboardist登場。 挨拶を済ませお仕事続行です。
Bassist/Producerの村崎さんとは初めてだったのですが、Arrenger/GuitaristはMPMSの馬場一人先生,Keyboardistは同じく中山 豪人
先生です。談笑しながらも「じゃあ、早速...」という感じで進んでいきます。譜面もいただき、session Fileにもマーカーを打っていきます。
ここからも順調です。ちょこちょこつまずきつつも確実に仕上げていきます。
なんでしょうね。やはり経験の差でしょうか?センスでしょうか?
出てくるフレーズの多彩さと、説得力には脱帽です。
ちなみに今回は近藤 佳奈子さんのミニアルバムの録音でした。
4曲入りの予定だそうです。
「今日仮歌とか入れます?」と聞くと「え、そのつもりじゃなかったので、昨日チョット夜更かししちゃいました。」
うーん、ベストコンディションで現場に臨むプロを感じさせる発言でした。
佳奈子さんもスタジオにいらしていただき、録音風景を興味深そうにご覧になってました。
声優のお仕事をなさっているのでスタジオは慣れているご様子でしたが、C/Rはあまり入らないのか「これって何ですか?」と質問を受けたりもしました。ちなみにそれはノイトリックのカラーリングでした。
さあ、明日も録音!がんばるぞー
TakumiOtani
MUSIC PLANT