スタジオで多くの時間を過ごしているTakumi Otaniです。
前回の録音に引き続き、また声をかけていただきました。
メンツは前回と同じく
斎藤孝太郎氏(5弦エレキチェロ), うしろから前川氏(7弦ベース),目次敬之氏(ドラム) です。
メンバーさんのサイトに録音風景も有ります。
手順は前回と同じく、一発でベーシックを録音してそれぞれのパートを差し替えていきます。
今回は目次氏のドラムも前回と異なり、これも僕にとって新たなチャレンジです。今回は20"Kickだったのですが、前回は22"でした。音の差をうまく生み出すようにかつ、違和感のないように気を使いました。
今回もすんなりと進み、celloの録音までサクサクと、何故かブレーカーがおちるという惨事にも関わらず、dataも機材も無事です。
いろーんな音色が入っていますが、録音を担当したエンジニアとして断言しておきます。「Ds,Bass,Cello,Percussion以外の音は録音していません!」(リリースされたCDを聴いていただければ、その理由が分かります)
しかし今回大変だったのはCelloの録音です。前川さんが「残虐な音」と表現していましたが、まさしく!
音作り中にFeedbackが起きる度、Play Roomから斎藤さんの「あー(痛)!」という悲痛な悲鳴も聞こえます(苦笑)
音作りの相談などでどうしてももPlay roomに行かないとイケないのですが、僕もメンバーさんもなんとなく腰が重たい感じです。実際に収録された音は過激ありつつも、耳に痛くない感じの音ですが、ampからfeebackがでますから、あの轟音のなかcelloを演奏するのは精神的に大変だったと思います。
外見は穏やかな斎藤さんですが、内に秘める狂気(?)というのでしょうか?GAPが素敵です。
そういば休憩中に「Arcoでfeedbackが起きるタイミングを弓を離すタイミングでコントロールしてたんだけど、この難しさを誰に伝えればいいんだ(w」とおっしゃっておいででした。
意外とみなさんC/Rの機材覚えてるんですね。2台目のAVALON Design VT-737spをみて、「あれ?これこの間はなかった気がする」と。
てかまぁ、みなさん機材好きなんでしょうね。上の写真からもわかっていただけると思いますが。
斎藤さん、今回も「RATのイイヤツ見つけた」、とスゴク嬉しそうにおっしゃっておいででした。
リリースは夏ごろとの予定だそうです。今からすごく楽しみです。
TakumiOtani
MUSIC PLANT