忍者ブログ


Let's check Interfaces!!




昨今のDAWの発達,浸透ぶりは目覚しいものがありますね。その際に必ずと言ってよいほど必要になるのがインターフェイスです。
ここでは「Interfaceって何??」という方から「音がよいインターフェイスが欲しいんだけど...」という方までサポートすべく特集組んでみました。もちろん現存するすべてのインターフェイス/コンバーターとチェックすることは不可能に近いのですが、リーズナブルなモデルからハイエンドモデルまで見ていくことにしましょう。


そもそもインターフェイスって何??


英和辞典で調べると「2者間の接点、仲立ちをするもの」とあります。コレではわかる人しかわからないと思います。「2者」というものをこう解釈してください。

ひとつは「DAWやPC」、もうひとつは「楽器やマイク」です。こういう解釈も出来ます。ひとつは「デジタル」もうひとつは「アナログ」です。個人的には前者の解釈がしっくりくるのではないかと思っています。
皆さんが演奏したり歌ったりした「音」をPCやDAW上で扱えるようにする、もしくはその逆を行う変換機です(ここでは主に「楽器、マイク→PC」を取り上げます)。
PCに搭載されている「サウンドカード」もその一種です。タワータイプのPCにはヘッドフォン端子とマイク入力の端子を搭載してあるものが少なくありませんが、あれをもっと音に重点を置いて、扱いやすくしたのが「インターフェイス」です。
「コンバーター」という表現も以下に出てきますがあまり気にしないでください。メーカーサイトに「AD/DAコンバータ」と記載されている製品もあります(個人的な定義ですがラインレベルの信号とデジタル信号の変換を行うもの、と捉えています)。
ここでは主に
「オプションの搭載が必要な場合もあるが、PCに直接つなぐことが出来る製品」
を取り上げていきたいと思います。
インターフェイスを交換しても劇的な音の変化はありません(出力側は結構変わることもあります)。音を変えたいのであればマイクやマイクプリを変えた方が、その効果は大きいです。しかしインターフェイスをハイエンドなものに変えるとミックス時にその効果を実感できます。余分なEQやDyn処理がなくても音がしっかりとしているのです。特に最近の音数の多いアレンジやギターを多く重ねるバンドの際にはとても有効です。EQのかかり方も明らかに違います。


様々なモデルが発売されているのはなぜ??


大きく分けて3つ理由が考えられます。

理由1
フォーマット(PC端子)の違いによるラインナップです。


お持ちのPCにFireWireの端子が搭載されていないとやはりUSBタイプを使うことになると思います(僕はFireWireのボードと乗せましたが...)。

理由2
入出力数の違いによるラインナップです。

「ドラムをマルチトラックで同時に収録したい!!」となるとキットの構成にも依りますが、6-12chは入力数がないとだめでしょう。逆に「自宅でシンセを中心に録音、他に使うのはせいぜいマイクくらい」という方ならマイクプリアンプ搭載の2ch入力くらいあれば大丈夫でしょう。

理由3
音質の差によるラインナップです。


コレがある意味一番気になるところでしょう。ただ残念なことにほぼ値段に比例してしまいます。「インターフェイス,コンバーターはデジタルだから何を使っても同じ」という認識は残念なことに間違えています。アナログ信号を扱う以上、価格による音の差は明らかにあります。また「デジタルで転送するから大丈夫」という場合でもジッターの増加による音の劣化、音像のぼやけなど弊害はあります。だからといって何十万円もする機材はおいそれと買えないのも事実です。


というわけで...


お待たせしました!いよいよ紹介です。
チェック項目は以下の通りです。


  • メーカー,モデル名

  • 価格

  • チャンネル数(同時使用可能なアナログ入出力の数)

  • PCへの接続


  • です。
    モデル名をクリックすると詳細ページにジャンプできますのでそちらも参照してください。
    メーカーリンクも詳細ページにあります。




    Alesis / Edirol / PreSonus / RME / t.c. electronic / YAMAHA / Apogee


    Alesis





















    モデル io|2 io|14 io|26 MultiMix8 FireWire
    価格 ¥22,200¥39,980¥53,370¥40,467
    チャンネル数 2in/2out4in/2out8in/2out10in/2ou *t
    PCへの接続 USBFireWire400FireWire400FireWire400
    コメント頑丈なボディが魅力io|26同様adat,S/P DIFにより拡張が可能なモデルadat+S/P DIFにより最高26chの入力が可能となるモデル4モノ+2ステレオ+マスターのマルチアウトが可能




















    モデル MultiMix12 FireWire MultiMix16 FireWire MultiMix8 USB MultiMix12 USB
    価格 ¥49,077¥57,687¥25,658¥38,573
    チャンネル数 14in/2out *18in/2out *2in/2out *2in/2out *
    PCへの接続 FireWire400FireWire400USB1.1USB1.1
    コメント4モノ+4ステレオ+マスターのマルチアウトが可能8モノ+4ステレオ+マスターのマルチアウトが可能マスターバスが出力されるマスターバスが出力される




















    モデル MultiMix16 USB MultiMix8 USB2.0 MultiMix16 USB2.0 iMultiMix8 USB
    価格 ¥51,488¥---¥---¥---
    チャンネル数 2in/2out *10in/2out *18in/2out *8in/8out
    PCへの接続 USB1.1USB2.0USB2.0USB
    コメントマスターバスが出力される4モノ+2ステレオ+マスターのマルチアウトが可能。8モノ+4ステレオ+マスターのマルチアウトが可能iPODへのダイレクト録音を可能にしたユニークなモデル

    *ミキサーの入出力ではありません。

    Impression
    後述のPreSonusとは異なる雰囲気を持ったアメリカの製品。シンセやエフェクターにも一貫する「Alesisトーン」があり、僕もファンの一人。
    決して軽いわけではないが、魅力的な乾いた「西海岸」の音がする製品群。


    Edirol





















    モデル UA-1ex UA-3fx UA4-fx UA-25
    価格 ¥9,800¥13,380¥18,900¥24,800
    チャンネル数 2in/2out3in/2out3in/2out2in/2out
    PCへの接続 USBUSBUSBUSB
    コメント価格的にもサイズ的にもお手軽。マイクプリは搭載していない。+48Vには対応していないが、マイクプリを搭載+48Vに対応したマイク専用入力、楽器をダイレクトに接続可能なHi-Z入力を持つHi-Z,マイクプリも搭載した入門機。DAWで音楽をやるのであればこのくらいの機能は最低欲しい。






























    モデル FA-66 UA-101 UA-1000
    価格 ¥37,800¥56,800¥89,040
    チャンネル数 6in/6out10in/10out10in/10out
    PCへの接続 FireWireUSBUSB
    コメントUA-25にライン入力が増設され、FireWireに対応したモデル+48Vに対応したマイク/ライン入力×2+ライン×8を搭載+48Vに対応したマイク/ライン入力×4+ライン×6を搭載。UAシリーズ最上位機種


    Impression
    Edirolの音は地味な印象があるが、素直な部分も大きい。何よりリーズナブルな価格が嬉しい。
    「いきなり癖の強い高級機種はちょっと...」というヒトには是非オススメしたい製品。

    UA-25,FA-66,UA-101はSONAR Power Studioにも付属でついてくるモデルなので、初めてみたいヒトにはもってこいの製品。かといって初心者だけではなく上級者まで対応できるポテンシャルも持つ製品群。

    PreSonus





















    モデル Fire Box FirePOD FireSTUDIO DigiMax FS
    価格 ¥37,800¥75,800¥99,800¥89,800
    チャンネル数 6in/8out10in/10out10in/10out8in/8out
    PCへの接続 FireWire400FireWire400FireWire400---
    コメントコンパクトながら上位機種FirePodの音質を受け継ぐナイスなモデル。MIDIも搭載Dsなどの多チャンネル録音も余裕でこなす8chのマイクプリを搭載。プロレベルにも対応する拡張性を持つFireシリーズの最上位機種FireStudioに接続して使用できるモデル。マイクプリ+adat端子搭載

    Impression
    アメリカの製品らしい明るい音が特徴の製品群。低域もしっかりしていて米国でアレンジャー、作曲家のプライベートスタジオに導入されているという実績からも、その実力が伺える。くっきりとした音が特徴といってよい。
    FireStusio+DigiMaxで多チャンネル環境を組んでいるエンジニアも少なくない。一歩上の音を目指すなら是非選択肢に入れて欲しい製品。

    RME





















    モデル FireFace400 FireDace800 DigiFace
    価格 ¥155,000¥210,000¥100,500
    チャンネル数 8in/8out8in/6out0in/0out
    PCへの接続 FireWire400/800FireWire400FireWire400---
    コメントFireWire800を搭載したモデル、最高28 I/OFireFace800の技術を惜しげもなくつぎ込んだモデル。adat I/O 3系統+S/P DIFを使用することにより最大26 I/Oが可能なDDインターフェイス

    Impression
    国内でもユーザーが増えつつあるRME。Nuendoユーザーの人は使用している人多い。フラットながらしっかりした音なのでオススメできる製品群。業務レベルもドンと来い!

    t.c. electronic





















    モデル konnekt 24D konnekt 8
    価格 ¥59,800¥39,800
    チャンネル数 6in/4out6in/4out
    PCへの接続 FireWire400FireWire400------
    コメントadat,S/P DIFを使用することにより最大14I/Oに!DSPエフェクターとしても使用可能konnekt 24Dからadat,S/P DIFの機能を削除した製品

    Impression
    クリーンでしっかりした音で同社のイメージどおり!インターフェイスにとどまらない機能もあるので非常にお買い得!FABRIK C,FABRIK Rは非常に使いやすく、高性能なエフェクター(Plug-in)
    コレがPCのCPUのパワーを消費せずに使用できるのだから最高!!

    YAMAHA





















    モデル GO44 GO46 MW8 MW12
    価格 ¥32,800¥39,800¥21,800¥32,800
    チャンネル数 2in/2out4in/4out2in/2out2in/2out
    PCへの接続 FireWire400FireWire400USBUSB
    コメント某海外メーカーのOEM。お買い得某海外メーカーのOEM。お買い得MGシリーズ+ADコンバータ。EQとインサートが便利MGシリーズ+ADコンバータ。EQとインサートが便利

    Impression
    個人的にはGOシリーズの方がオススメ。YAMAHAらしからぬ(?)カラッとした音が特徴。

    Apogee





















    モデル Mini-ME AD-16X Rosetta800 Rosetta200
    価格 ¥111,300¥491,400¥417,900¥281,400
    チャンネル数 2in/0out16in/0out8in/8out2in/2out
    PCへの接続 オプションカードによるオプションカードによるオプションカードによるオプションカードによる
    コメントポータビリティに優れたADC16chをAES/EBU,adatなどに変換可能なADC8ch AD/DA。ハイエンドな取り込みを可能にするコンバータハイエンドな取り込みを可能にするコンバータ。マスター製作時に是非!!




















    モデル AD-8000
    価格 ¥---
    チャンネル数 8in/2out
    PCへの接続 オプションカードによる
    コメントいまだに愛用者が多いハイエンドADコンバータ。¥120万するだけのことはある。

    Impression
    Digidesignを除いて、録音スタジオにもっとも多く導入されているであろうAD/DAコンバータのメーカーのひとつ(もうひとつはPrism Sound)。音を重ねていっても音がにじむことなくしっかりとコシのある音で収録できる。当店スタジオにも AD-8000が導入されており、AD-16Xも導入予定。





    インターフェイス/コンバーター

    Top






    PR
    ゴールデンウイーク中ずっと天気に恵まれ、日によっちゃあ『夏かよ!』と叫びたくなるような日もあったのに。
    GW最後の今日はなぜか雨。
    そんな薄ら寒い中、はるばるミュージックプラント土浦店へやって来てくれました!
    島紀史さん!
    知ってる方は知っていると思いますが、"ダブルディーラー"が崩壊してしまい非常に残念な状況で、最後のアルバムが先月発売されました。
    「DESERT OF LOST SOULS」は、気合いの入ったカッコいいアルバムです!
    これが、もうなくなってしまったバンドのアルバムかと思うと残念で仕方ありません。
    今後、島さんはコンチェルトムーンをガッツリやっていくそうなので皆さん応援お願いします。

    さて、セミナーの方はというと...。
    島さん、昼12時に約束しましたが、早く土浦に着いてしまい、近所でウロウロ時間を潰していたようです。
    雨にもかかわらず、ニコニコ顔で店に入って来た島さん。好印象。

    軽く挨拶の後、すぐにセッティング~リハーサルに突入!
    今回持ち込んだギター達はSCHECTERのシグネイチャー・ストラト、ナチュラル+デカヘッド+ダイアモンドシリーズ用ロゴと、ホワイト+デカヘッド+ダイアモンドシリーズ用ロゴと、シースルーグリーン+スモールヘッド+通常ロゴ(シール)の3本。
    足下は、
    世界初のコンパクトディレイBOSS DD-2、
    イングヴェイも使うアナログエコーの銘機Roland DC-20、
    MXRのPhase100、
    NoahSARKのYELLOW"黄"、
    BOSS NS-2、
    VOXワウ、
    集中コントロールするNOAHSARKのTBSW-1、
    という感じ。
    アンプはこちらもエンドース契約しているMarshallで最近発売になった、VintageModern 2466 100Wスタック。

    日記にも書きましたが、通常のセミナーでは異例の演奏曲数、全8曲!
    かる~くLIVEです。 今回見た方、ホントにラッキーだったと思いますョ。

    定刻の15:00を10分程遅らせて開演。
    つまらない私の挨拶と呼び込み(ウケてくれた方ありがとう)に続き島さん登場!!
    軽い挨拶かと思いきや、
    『きょうは、ジャンジャン質問して下さい! じゃなかったら、デモ演だけやって帰っちゃうよ。』
    というセリフは島さんの、のっけの煽りジョーク!
    すかさず演奏に突入! 滑らかな右手と左手のコンビネーションはため息ものです。
    ひと呼吸おいて2曲目! 怒濤のマシンガン音符炸裂!
    まさにストラトとマーシャルの組み合わせの、王道サウンド!
    太く、メリハリがあり、歪みも心地よく、会場の全員で硬直状態でガン見です。

    その後、トークと質問コーナーをはさんで、怒濤のデモ演は繰り広げられていきます!
    質問コーナーでの島さんの答えも熱くて、ギター大好きなんだなー・・・とため息がでます。

    後半も全開バリバリのプレイは冴え渡り、最後はダブルディーラーとコンチェルトムーンの曲を続けて2曲弾き倒して終了!
    圧巻でした!

    そのあと、お客様のリクエストにより、サイン会&撮影会に会場は変身。
    快く応じてくれた島さんにはホント頭がさがります。
    ありがとうございました!
    スタッフもチャッカリ記念撮影をさせていただきました。
    『楽しんでますか~!? 今日みんなに楽しんでもらえないと、常磐道から外環を走って帰る車の中で泣きながら帰らなくちゃならないんですよ。そして泣きながら、家でパンツを洗わなくちゃいけないんですよ!
    と、語っていた島さん。(笑)
    今頃きっと口笛吹いて笑っている事と思います。 だって、お客さん達、みんな楽しんでましたから~!
    今回は、ZERO 4, ZERO 8です。ミキサーですが、普通のミキサーとはちょっと違います。


    皆さんどういった印象をうけるのでしょうか?
    最初「デジタルミキサー」と聞いたときにはYAMAHAの製品など、いわゆる業務用のミキサーを想像しました。
    そして見たときには「DJミキサー?」という印象に、
    そして説明を受けて、この製品のコンセプトが納得できてこの製品が如何に画期的か分かりました。
    このZEROシリーズはデジタルミキサー,オーディオI/O,MIDIコントローラー,エフェクターを1台に集約したコンソールで、つまみの切り替えで オーディオとMIDIを切り替えることが可能です。PCとの接続にはIEEE1394a,つまりFireWire400が採用されています。さすがですね。 USB2.0よりもFireWire400のほうが実測では高速が出せることが多いようですね。
    オーディオとMIDIのどちらをコントロールしているかは、ライトアップが赤と青(ZERO 4は緑)で分かれるので非常に分かりやすく、そして何よりもかっこよいです。 基本スペックですが、24bit,192kHzをサポート。ZERO 8はPADも搭載しています。ZERO 4はステレオ4ch,ZERO 8はステレオ8chです。 より楽器に近いミキサーではないでしょうか??



    今日で最後です。長々やってきましたが、一区切りです。

    Rolandのレポート書いていたころがちょっと懐かしいですね。Fender×BOSSのLegendシリーズも3/15頃発売になります。
    初回生産は少なめとのこと。皆さんお早めに。

    さてさて本題に入りましょう。始めはシンセ/ボコーダーの新製品R3です。


    コレをみて普通はmicroKORGを思い浮かべると思います。僕もそうだったのですが、外見はその通りですがサウンドエンジンはMMT、つまりRadiasの心臓部が機能限定ではありますが移植されています。 microKORGの評判だったコンパクトで軽量なボディ(2.8kg)とフルアナログシンセのようなRadiasのいいトコ取りのシンセです。勿論ボコーダー搭載です。このボコーダーフォルマントモーション機能つきです。
    音も非常に太く、ソロやリフに適しています。コントローラ4つのノブには自由にアサインが可能です。しかもデジタル制御なのに非常に滑らかに音が変化します。 自照式LEDで暗闇でも現在のパラメータを瞬時に判断可能です。ボコーダー用のマイクも付属しています。デスクトップのスペースにコンパクトなシンセ/ボコーダーいかがですか。



    最後の製品ですが、"M"を冠したシンセが帰ってきました。ワークステーションM3です。

    KORGから新しいWorkstationが発表になりました。KORGのワークステーションというと "Triton"が思い浮かぶかもしれませんね。 しかしどちらかというとOASYSに近いという印象です。
    ラインナップとしては音源部(ラックではない)のM3-Mと鍵盤数がそれぞれ61,73,88の全部で4種類です。 M3-73,M3-88の2機種は発売が6月で現時点(2007/2/20)では価格未定です。 基本スペックから行きましょうか。 120ポリ、256MB相当のPCM音源を搭載、また第二世代のKAMAテクノロジーが入っています。この辺からのOASYSの後継機種に近いというのが分かっていただけるかと思います。
    16Tr MIDI シーケンサー,ドラムトラック機能,サンプラーなどなど。カラータッチビューGUIも健在で、しかも、ここが、1ボタンでKAOSSPADに!!!! このモードのときに画面を触ると色合いがダイナミックに変化して嬉しくなります。


    見た目はM1など異なり白を基調にしています。ベンダー、モジュレーターに加え、リボンコントローラも!!! 音も素晴らしいですね。
    太いです。 クリエイターの人が「にやり」としそうな音から、ステージ、スタジオでそのまま使える音まで網羅されています。
    僕はサンプルプレイバックシンセの場合にはGrand Pianoの音をまず確認するようにしています。 ほぼ必ず入っていますし、レンジ/ダイナミクスがどれだけきちんと再現されているか、どういうアプローチなのかを確認するようにしています。 昔は高価、というか、贅沢だったマルチサンプリングも当たり前になっていますね。サンプルに何を採用するか、どこのスタジオを使用するかで 収録される音も変わってきますが、ただなぜか国内Big3 (Korg, Roland, YAMAHA) の音は伝統的な傾向が見られますね。今回のM3に関してもKORGの 音が健在です。
    コントローラ部もfaderもマルチタスクになっています。ボタンでセレクトしたモードで作動します。 最近のトレンド(?)通りPlug-in instrumentとしての使用が可能ですし、Editorもバンドルされています。。USB端子が2系統搭載されているのですが、オプションでFireWire400を搭載することも可能です。
    またコントロールパネルは2段階で起こすことが可能ですし、取り外しも可能です。M3-73にはこのM3のパネル部+Radiasを乗せることが可能です またM3-88はM3が2台搭載可能だそうです。

    僕がM3で一番気に入ったのは、「鍵盤」です。 キーボードをあまり触ったこと無い人はこだわりが無いかもしれませんが、例えばギターだと、そうですね、 自分の手にフィットしたネックという感じなのでしょうか? 今まで沢山のシンセを所有したり弾いたりしてきましたが、間違いなく最高です!!!!段違いですね。 鍵盤のレスポンス、手触り、どちらをとっても非の打ちどころがありません。 勿論個人差ありますから、他の人はどう感じるか分かりませんが、おそらく、気に入ってもらえると思います。
    僕個人の印象を言うと、「僕のために作ってくれた」というくらいしっくりきました。コレだけでも買ってよいかと思いました。そのくらいすごいです。 数年後にまた現行のシンセを超える音源を搭載した新機種が出てくることは間違いないと思いますが、M3の鍵盤を超える鍵盤が出てくるかどうかは疑問です。 今までは、音は気に入ったけどタッチがなぁ、みたいなことがあったりしたのですがM3に関してはどちらも最高です。 むしろ今所有しているシンセをMIDIで接続して、M3でコントロールしたいと思ってしまいました。After Touchも搭載していますが、ありがちなON/OFFタイプではなく、中間値も表現できるとのこと。 Roland新製品発表会にも書きましたが、鍵盤という 限られたインターフェイス、言ってしまえばスイッチである鍵盤に様々なコントロール機能が、しかも有能なコントロールが付加されるのは嬉しい限りです。
    このタッチは88鍵盤はピアノタッチになるそうです。

    また拡張性に関してですが、アナログモデリングシンセサイザーRADIAS音源ボードEXB-RADIASやPCMサンプル容量を拡張するEXB-M256、 Firewireケーブル1本でバーチャライズドハードウェア環境ができるEXB-FWボード(コレは前述)、 今後発売予定のEX-USB-PCMシリーズライブラリーなどの豊富な拡張性があります。

    国内初ともいえるWorkstation M1を作り上げたKORGが作り上げた"M"を冠したシンセ。間違いなく素晴らしい仕上がりになっています。



    あまリのんびりも出来ないので、今日は2ついきますね。
    1つ目はmini-KPです。

    出ましたねー。KAOSS PADの最新機種 mini-KP!!!154g!!!ストラップ用の穴も開いてます。首下げ可能です。 しかも電池駆動可能です。勿論ACアダプタでも駆動可能です。デザインは KP3と踏襲していますが、 KP3のpad部の鮮やかな動きはありません。 電池駆動を考えると仕方ないのかもしれません。
    パッドを操作することにより出てくる"アノ"音は健在です。 単体で音も出ますし、エフェクターにもなります。当たりまえですがカオスパッドです。
    乱暴な表現かも知れませんが、 KP3 が小さくなって、パッド液晶が無くなったものです。




    さてもうひとつは写真がありませんが、ANALOG EDITION 2007です。

    アナログエディションに"Mono/Poly"が追加されました。つまりシンセだけで見ると、PolySix+MS20+Mono/Polyになりました。いやー良い時代です。 この3台、欲しい人は沢山いますが、状態の良いものがどのくらいあるのでしょう? ハードウェアですから仕方ないとは思います。中古で高価な値段がついていますね。
    Mono/Polyは1981年に発売されたアナログシンセですね。 新製品ではありませんがDIGITAL EDITIONもありました。試聴というか試奏というか、試したのですが、笑えるくらいそっくりですね(当たりまえか...)。
    ついでという感じですが掲載しておきます。



    今日はToneLab LEです。



    ToneLab,ToneLab SEの後継機種です。モデリングテクノロジーを搭載したストンプです。SEよりも一回りコンパクトで、カラーリングもシルバーになっています。 ToneLabはスタジオやライブで プロミュージシャンが使える高機能なデバイスとして、広く受け入れられています。 ブルーズミュージシャンから、Slipknotまで、非常に幅広いですね。
    ToneLab SEの基本機能を踏襲し、価格を押さえ、しかし、機能は更に使いやすく。
    勿論VOX Valve Reactor回路、真空管はきっちり押さえています。ココに採用されているのは12AX7です。 アンプ、キャビネット、ペダル、モジュレーション、ディレイ、リバーブの組み合わせから作られる音は非常に多彩です。
    ON/OFF(Bypass)可能なSend/Return(インサート)回路も搭載していますから、よりピュアな信号を使用する事が可能ですね。
    本体左側のペダルと"CONTROL"には様々なパラメータがアサイン可能です。内部に用意されているパラメーターの8割近くがアサイン可能とのこと。 基本的にON/OFFを含めた「セレクトタイプ」はCONTROLに、値がスムーズに変更するものはペダルにアサイン可能です。
    アウトプットはアナログL/Rに加え、S/P DIFオプティカル,MIDIも搭載してしています。エディタもダウンロードできるので、便利ですね。 基本的に出力はフラットな設定が前提となるとのことですが、アンプの特性というのはどうしてもいじることが出来ません。 そんなときのために、アンプに繋いだときに、フラットになるような設定が存在します。つまり自宅でヘッドフォンで音を作るとき、変な「サバ読み」しなくて良いのです。 設定固定で4つと、設定変更可能(EQによる設定になっているそうです)な1つが用意されています。


    入荷しました!!(20070425追記)
    商品ページ
    お問合せ

    Korg新製品発表会Report その2.
    今日はVOX Classic plus series AC50CP2, AC50CPH,AC100CPH


    完全独立2chのフルチューブアンプです。パワー管にEL34を採用し、電源部はClass AB仕様です。 3つの違いは出力/形状の差だけです。回路設計などは共通だそうです。ただやはり、出力の差により、結果的に音色の差が出る、とのこと。 やはり100WモデルAC100CPHの方が50W出力のモデルAC50CP2,AC50CPHよりもオープンでストレートな音になるとのこと。この辺は他のアンプと同じですね(当たり前か)。


    回路ですが、結構派手にひずみます。クリーン~クランチまでのch1とオーバードライブ~ディストーションのch2で多彩な音作りが可能。
    VOXでディストーションというと「?」という方もいらっしゃるかと思います。ですが、しっかり歪みます。

    エフェクトループの回路もあり、インサートも可能です。更にダイレクトアウトも搭載していますが、ココにVOXのこだわりが!
    インサート回路は通常の場所(真空管後)に入っているのですが、ダイレクトアウトはマスターボリューム直前に入っています。 LPFも搭載しているのですが、LPFというよりはスピーカーシミュレーターという感じでしょうか。ラインの音は聞けなかったのですが、ライン接続などに非常に有効とのことです。


    (C)Music Plant Blog
    Music Plant
    忍者ブログ | [PR]

    Blog Skin by TABLE ENOCH