さて今回ひそかに楽しみだったのが、このデジタルピアノの試聴です。家庭用デジタルピアノHPシリーズのシリーズに3機種、マルチユースのFPシリーズに2機種ラインナップが加わりました。
デモンストレーションはFPのみだったのですが、HPに関してはブースでしっかり解説を受けてきました。

基本的なスペックとしては88鍵盤マルチサンプリングです。デザインも高級感溢れるデザインにマイナーチェンジされています。弾き心地がもはや本物と言っても良いPHA-II鍵盤等でしょうか。 細かい機能もあるのですが、印象として「すごいなぁ」と感じた部分です。HP-205,207にはアイボリーフィール鍵盤が採用されています。デジピに関する不満に「鍵盤タッチがちょっと...」「プラスチックの鍵盤が...」というのがありますが、 HP-205,207に関してはそれはないでしょう。
STEINWAY&SONSを弾いたことが何度かあるのでですが、あの、つや消しの高級ピアノにのみ搭載されていた鍵盤がついにデジピにも!!とちょっと感動です。 またHP-207を弾いた印象ですが、目の前でちゃんと弦が鳴っているように聞こえます。 普通のデジタルピアノはスピーカーが本体の下向きにあったり、上面にあって、本物を引きなれている方は非常に違和感を感じるのですが、コレは違います。テクノロジーを駆使するとこうなるのか...、と関心です。 またグランドピアノの蓋の開き具合で聞こえる音色はもちろん変化するのですが、それを10段階で変更できます。
色も従来のライトチェリーとマホガニーに加えサテンブラックが...。コレが非常に素敵で、うまく写真を撮ればまさしく高級グランドピアノ!!!
今までのデジタルピアノはピアノの代わりでした。コレはある意味今後も変わらないのですが、HP-207は非常に妥協点の少ないピアノだと感じました。マルチサンプリングで音がいいのはもちろん、高級感触れる仕上がりで、実際以上に良い音に感じること間違い無しです。 また、簡単に録音、再生可能にする、USBホスト機能なども搭載していますので、先生の演奏を録音しておいて、次回レッスンまでにそれを効きながら練習!!何てことも簡単です。
HP-203に関しては省略されている機能もあるのですが、その文お求めyすくなっているのも事実です。初めてだから安いやつで...、というその気持ちもわかるのですが、ピアノHPシリーズなどはインテリアとしての部分もあります。高級感溢れる良い音で練習、演奏しませんか??
さてHPシリーズでちょっと長くなってしまったので、FPシリーズはちょっと短めにいきましょう。
自宅のみならず、ちょっとスタジオで、ライブで、そんな手軽な使用を可能にするのが、FPシリーズです。 だからといって安っぽいわけではありません。基本機能はしっかりと、でも運搬や、セッティングはラクチンに、という開発陣の心意気が伺える仕上がりです。 本体にスピーカーを搭載していますので、自宅での練習はもちろん電源スイッチだけでOK。1/4"のジャックをステレオで搭載していますので、練習スタジオやライブもなんのその。専用スタンドに取り付けるもよし、簡易スタンドにして、持ち出し兼用にするもよし。アクティブなアナタにぴったりの鍵盤ではないでしょうか??