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少しずつですが暖かくなってきましたね。暖かくなってきたのは良いのですが、花粉症の私には辛い時期になってきました。目はゴロゴロ、鼻はグズグズに... 薬を飲んで乗り切るしかないですね。

 さて、前回に続きセットネック製作についてお話したいと思います。今回はネック加工についてです。
使用するネック材は、予め木材屋さんで角度付きネック用にヘッド角をつけた材料を使用します。最初に鉋を使い側面(指板面横側)を水平に仕上げます。この面を基準にし、指板面と側面を直角にし、水平にし仕上げます。続いて、ヘッド表面、裏面は角度が付き始める部分付近の厚みを多く残し、その他は同じく水平に仕上げます。
次に、完成時のネック厚みよりも約5mm大きくバンドソーを使い厚みを切り出します。何故実際の寸法よりも大きく切り出すかというと、水平に加工した状態でも、木材はある程度の質量が無くなるとバランスが崩れ、反る性質があるからです。ネック厚の切り出しが完了したら、再度指板面の水平をだします。次にトラスロッドを仕込む溝をトリマーを使って掘ります。トラスロッドも何種類かありますが、今回はチャンネルロッドを使用します。チャンネルロッドはUチャンネルの中にロッドが入っており、ロッドを閉めていくとチャンネルが曲がる構造になっています。上の画像はロッド溝を掘り終えた状態ですが、指板面のセンターに合わせ深さ10mm×幅12mmの溝が掘ってあります。
続いて、ヘッド表面におトラスロッドを調整する為の6角レンチが入る溝を加工し、ロッドがピッタリ入ることを確認した後、前回加工した指板を実寸の大きさに仕上げ接着します。というところで、今週はこの辺で終わりにします。来週もお楽しみに~!



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