地震の被害によるギターの修理が増えてきています。
写真のLPとフルアコはネックが折れてしまいました。
その他に塗装割れのギターや水没してしまったギターの修理など
様々な症状のギターをお預かりしております。
余震が少し減ってきたような気もしますが、
気を抜いているといきなりデカイのがきたりするので
まだまだ注意が必要です。
ギターの保管にも十分に気を使いたいところですね。
ネックが折れてしまった2本は一先ず、割れ目に接着剤を流し込み
パットを当ててクランプで圧着します。
一日置いてご覧の通り接着完了!
折れてから日が浅いようなので綺麗に接着できました。
このまま使用しても、弦のテンションでボキッと行くことは無いでしょうが、
念の為にネックと同じマホガニー材で補強をいれます。
まずは接着した部分を有る程度鉋で削ります。
その次に削った部分の形状に合わせ補強材を作り
再びクランプとパットを使って圧着。
一日置いて補強材のいらない部分を鉋や小刀で削り、元通り整形し直します。
現在は塗装を行なっているところなので、もう少しで復活です!
ネック折れの修理を持ち込まれるお客様の殆どは
かなりショックなような感じでご来店されますが、
修理が完了しお引渡しの時には皆さん「おぉぉっ~!!!」といいながら
嬉しそうにしていらっしゃいます(笑)
お帰りの際にギターをケースに入れ、お店の入り口のドアを
くぐる後ろ姿は黄色いオーラがピカッーン!と眩しいくらいに光っています!
(多分そのオーラが見えるのは私だけです(笑))
あの瞬間が結構好きなんですよ~!
さて、そのオーラを見るためにもう一息頑張りますか~!!(笑)
話しは戻りますが、この余震いつまで続くのでしょう?
原発も心配ですね。
茨城も色々と問題を抱えているようです。
野菜や漁業などなど....
親戚の漁師のおっちゃんは津波で船を失いました。
しかし、運良く次の船を手に入れる事が出来たそうですが
今度は漁自体が禁止に....
実家では米を作っているが、震災により田んぼまでの用水路が崩壊。
復旧がいつになるか解らないとの事。
復旧したところで秋に刈り取る米が売れるかどうかも解らない。
もう作るのを諦めている農家もあるそうです。
作っても自分で食べる分だけ....
困っている農家や漁師の方が大勢いらっしゃいます。
本当に早く収まってほしいです。
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