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ギターを初めて、恐らく最初に迷うのが弦だと思います。
消耗品のギター弦は種類も多く、どれを買っていいか分からない人も多いでしょう。
だって弦の太さが一緒なのにメーカーが違うだけで、
弦が柔らかく感じたり、固く感じたりとテンション感が違ったり、
手触りもつるつるからザラザラしていたり、、コーティング(錆びない様に)してあったり、
クライオ処理(振動を一定にする為メッチャ冷やして原子レベルから真っ直ぐに)してあったり、
キンキンした音だったり、もこっとした音、チューニングがやたら安定している弦etc..さらには音の好みも十人十色。
私はJ-POPやROCKが中心ですので、ジャズ界やフュージョン系から見たらまた違った印象だとは思いますが、
少しでもお役に立てればと、今まで弾いた事のある弦を簡単にコメントしてみました。
基本私のメイン機材はギブソンのレス・ポールにメサ・ブギーのロードスターに弦のゲージはレギュラー10-46を張った時の感想となります☆
言葉だけでは比べ辛いと思いましたので、目安として表を作ってみました。

サウンド    ウェット←☆☆★☆☆→ブライト
テンション感     低←☆☆★☆☆→高
手触り感    なめらか←☆☆★☆☆→ざらざら

例えばサウンドで見ますと
★が左に行けば行く程ウェット感が強く、
★が右に行けば行く程ブライト感が強く感じた印象です。

では早速見ていきましょう☆

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D'Addario

定番中の定番!

サウンド    ウェット←☆☆★☆☆→ブライト
テンション感     低←☆☆☆★☆→高
手触り感    なめらか←☆☆★☆☆→ざらざら


張りたてが気持ち良く、だんだん落ち着いてくるとハイが少し落ちて、中低域が出てくる感じがしました。
音も太く、どのジャンルにも合う定番の弦です。
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ERNIE BALL

ロックの定番!

サウンド    ウェット←☆☆☆★☆→ブライト
テンション感     低←☆☆★☆☆→高
手触り感    なめらか←☆☆☆★☆→ざらざら

ハイが綺麗に出て、バンドで合わすと音がヌケてくる感じがしました。
ピッチの安定感も良いし、これも定番ですね。
パッケージのウラを見てみると、よく知っているアーティスト名がたくさん書いてあります。
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ELIXIR

ダントツの滑らかさと耐久性!

サウンド    ウェット←★☆☆☆☆→ブライト
テンション感     低←☆★☆☆☆→高
手触り感    なめらか←★☆☆☆☆→ざらざら


消耗品の永遠の課題、寿命。それを少しでも伸ばそうとした結果、
弦をコーティングするという一つの答えに辿り着いたエリクサー。
コーティングしてある為、値段以上に長持ちします。
音はコーティングの為、まあるい印象。ピック・スクラッチは少し難しいかもしれません。
手触りも滑らかの為、一度気に入ったらヤミツキになるかも!
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DR

骨太サウンド!

サウンド    ウェット←☆☆★☆☆→ブライト
テンション感     低←☆☆☆★☆→高
手触り感    なめらか←☆☆☆★☆→ざらざら


低音が太く、音圧もバッチリ!パンチの効いた巻き弦と歪みの相性も抜群!
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ROTOSOUND

英国伝統のロックサウンド!

サウンド    ウェット←☆☆☆★☆→ブライト
テンション感     低←☆☆★☆☆→高
手触り感    なめらか←☆☆☆☆★→ざらざら


手触りはかなりざらついていて張りたてはハイがキツい気もするが
落ち着いてくると全体のバランスも良く、ハイが程よく抜け、ローも太い。
ピッチの安定性も良く、サステインもある。
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FENDER

王者フェンダーが開発したスタンダード弦

サウンド    ウェット←☆☆★☆☆→ブライト
テンション感     低←☆★☆☆☆→高
手触り感    なめらか←☆☆★☆☆→ざらざら


プレーン弦は程よく滑り、巻弦も程よくザラツく感じの、アタックが太く
いわゆるあの『ストラト』の音が出せる。
バレットエンドだとアーミングが安定するし、フェンダーギターにはとても良く合うと思います。ベタな感想ですが。
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Gibson

骨太感とサステインが欲しければこれ!

サウンド    ウェット←☆☆★☆☆→ブライト
テンション感     低←☆☆☆★☆→高
手触り感    なめらか←☆☆☆★☆→ざらざら


アタック感があり、ピッチも良くサステインも滑らか。
ギブソン以外だとテレキャスにも骨太感が合いそう。
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S.I.T.

チューニングの安定を望むならこれ!

サウンド    ウェット←☆☆☆★☆→ブライト
テンション感     低←☆☆★☆☆→高
手触り感    なめらか←☆☆★☆☆→ざらざら

なによりチューニングが狂いづらく、ピッチが安定しています。
テンション感も程よく、弦バランスが良い為、音がクリアに鳴り、サステインも良い。
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BOOMER

中低域の太さが最大の魅力!

サウンド    ウェット←☆★☆☆☆→ブライト
テンション感     低←☆☆☆★☆→高
手触り感    なめらか←☆☆☆★☆→ざらざら


ピッチ感も良く、パワーのある音で、特に中低域がきわめて太く、パワフルな音楽に最適!
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…どうでしたか?
『言われてみればそんな気がする〜』
『いや、私は違う印象を抱いている…』 『私の好きなあの弦のレビューが無いじゃないか!?』
等いろいろあるとは思いますが、これを見て
『今私がやっている曲にはブリティッシュな音でブライトなサウンドが必要だから…よし!エリクサーを買おう!』
とはならずに(笑)
『とりあえずロトサウンドから使ってみようかな』みたいな感じで、どの弦にも向き不向きがありますので、
初めて弦を選ぶ時に、自分の好きなジャンルやアーティストと比べて
一番欲している弦を手に入れる為の近道となっていただければ幸いです。

ちなみに私が使っている弦はというと、
その時組んでいるバンドや楽曲、チューニング違いの曲等で弦のメーカーも変えてもいるし
新しい弦が発売するとすぐそっちを試しに使ってしまうので、まだ一つに絞ってはいませんが、
いつもギターを新調するととりあえず『ダダリオ』を選んでおります。
定番で安いし、エンドボールに色がついているし(笑)まぁ、見た目も大事ですよね!
『ギターを変えた時には取りあえずこの弦』
と弦を予め決めておくとギターの差も分かりやすいかと思います。

弦一覧から当店の弦通販サイトへ行きます。
載っていない商品も取り寄せ可能ですので、是非お問い合わせ下さい☆
もちろんご来店していただけましたら弦のご案内致します♪
機会があれば、うちのスタッフ間でもかなり弦の好みが分かれていまして、
また新しい弦を試した時にでも一緒にアップしたいと思います☆
それではみなさんがお気に入りの弦に出逢える事を願って筆を置きたいと思います。

長文最後まで読んで頂いてありがとうございました★sekine
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