久しぶりのEngineer日記ですね。イベントが重なると忙しくてブログが書けないものですね...
さて、今回の日記は以前からお世話になっている宮本さんがバンドマスターを務めるPOWERHOUSEというビッグバンドのオペに行ってきた時の模様です。
今回はE/V社のスピーカーのデモも兼ねていたので、スピーカーはE/V社 TX1152,TX2181です。ミキサーは出演者の方が用意してくれたものを使用しました。確かFostexの古いミキサーです。ですので、持っていったのはFoHチューニングの為のEQとマイクスタンド、ケーブルくらいでしょうか。それもすべての管楽器にマイクを立てる、と言う状態ではなく、管楽器は生音で頑張って、そこに足りないであろうDsやPfなどを付け足す、という感じです。
chも全部で18ch位だったと思います。
編成は、Ds,Ba,Pf,Gt,Tp,Tb,Saxという、いわゆるBig Bandの編成です。
朝9:00に現場入りです。スピーカーシステムを搬入し、大まかに設置します。ステージでは平台を組み合わせてステージセットができていきます。
コンソールブースを組み立て、Spの位置を本決定していきました。いつもより間口を大きく取りました。中抜けしないか心配だったのですが、音を出して一安心です。
スピーカーに関してはもう全く文句がなく素晴らしいシステムで、この価格帯の中では最高峰の解像度だと言えるでしょう。
さて、Electro-Voiceのスピーカーシステムの素晴らしさは弊社製品レビューをご覧いただくとして、リハの模様です。
FoHの音を確認してもらいつつ、モニターの調整を進めていきましたが、ミキサーが古いせいも有り、ややご機嫌斜めなごようす...。以前もお持ちいただいたのですが、前回は使えていたところがじわじわダメになってきているような印象を受けました。機材って使っていないとそれはそれでダメになっていきますから仕方ないのかもしれません。
曲数が多いということも有り、疲れないように要所要所の確認でリハは進んで行きました。
リハは会場の30分程前に終了です。
トラブルにに遭遇しつつも(幸か不幸かほとんど楽器周りでした...)本番に備えます。
Organが不機嫌になったり、Gtの方のエフェクターの電源が不安定になったり。いやはや、怖いですね。よりによって今かよ、みたいな感じです(いつ起こるかわからないのがトラブルですからまぁ、仕方ないのかもしれませんが..)。
本番中の楽器トラブルも、ライブの進行に大きく影響することはなく、お客さんの入りも上々です。
体力が必要そうなセットリストですよね。
本番中はリハをもとにSoloマイクを調節したり、やはり本番ともなると出演者も力が入るのでそこを調節したりです。
宮本さんからは「客席のバランスは、もうお任せしますので、よいと思うようにやっちゃってください」と信頼のお言葉をいただきましたので、バラードのソロにはロングリバーブをかけたり、Pfのソロを無理ない範囲で上げたり。やはりsoloが入れ替わりますので気は抜けません。
Soloからsoloへ自然な掛け合いになるように聴覚と指先に集中です。
無事ライブも終了!POWERHOUSEのメンバーさんは他にもいろいろな活動をなさっているそうで、終演後もお客さんといろいろ話しておいででした。
来年5/28には宮本さんがコンサートマスターを務めるStarlight Jazz Orchestraのコンサートも開催されます。みなさん、入場無料ですので是非起こし下さい。会場で会いましょう