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YAMAHA n12 デモンストレーションレポート!!






特徴
-Brand-new Point-




Concept


前述の通りn12/n8は端的にいうとデジタルミキサー+インターフェイスという製品です。画期的なのは両者の機能が非常に有機的に絡んでいて、非常に直感的な操作が可能になっているところでしょう。DAWをMTRとして使うためのアイテムとも言えるかもしれません。デジタルミキサーというとYAMAHAのほかのシリーズを思い浮かべる方も少なくないと思いますが、見た目は完全にアナログミキサーです。ディスプレイありません。レイヤーやページを切り替える必要もありません。



もっと開発の原点の話をすると、「ミュージシャンが使うインターフェイス/ミキサー」ということが上げられると思います。開発のチーフもギタリストだとか。これと対極にあるのが、PMシリーズなどの業務用コンソールです。エンジニアが使うことを前提に細かい調整が可能になっています。nシリーズが大雑把な設定しか出来ないかというとちょっと違います。どんな設定に対してもおいしい音が出るようになっています。

Head Amplifiers


今回YAMAHAが力を注いだのが、アナログ部です。まずHAですが、0シリーズ,DMシリーズに搭載されているTransparentなHAを採用するのではなく、新たにnシリーズのために、新しいコンデンサーをELNA社と共同開発したそうです。HAというのは非常に微弱な信号を扱うので、細心の注意と、優れた設計技術、そして、高品質なパーツが必要となります。

モノラル入力チャンネルにディスクリート方式Class-Aマイクプリアンプを搭載しています。そのヘッドアンプ部には高級オーディオで使用されるインバーテッドダーリントン回路を採用。非常に音楽的な音が得られるとのこと。様々なHAとブラインドテストしてnシリーズの方がよかったとか。コレに関しては当店のHAとも比較を行いましたので、後ほど...


コレだけでも買いなのでは、と思います。

Sweet Spot Morphing Compressor(S.S.M.C.)


コンプレッサーというと皆さんのイメージはどうでしょう。つまみがたくさんあって、threshold,attack,ratio,releaseで音を整えたりするもの、という感じでしょうか。僕もそうです。
nシリーズに搭載されているSweet Spot Morphing Compressorのつまみは2つです(!)。

「K's LAB※」が、銘機と呼ばれるさまざまなコンプレッサーを研究して開発した音楽性の高いコンプレッサー回路に、新コンセプトの「Sweet Spot Morphing技術」を融合させた「Sweet Spot Morphing Compressor」を各モノラルチャンネルに搭載しています。。MORPHノブでは、A~Eの独自にチューニングされた「Sweet Spot」を軸に、それらのSweet Spot同士をつなぐつながり方にも音楽的なノウハウを凝縮!!

更に内外著名ミュージシャン、プロデューサー、エンジニアのオリジナルSweetSpot Dataのほか、多彩な音楽ジャンルや楽器に合わせてチューニングしたSweet Spot Dataがダウンロード可能です!!!

奥が深いといわれるダイナミクスエフェクトがとても身近になります。

Equalizers


ここにも「K's LAB」のテクノロジーが生かされています。「Musical EQ」という名称です。


※(K's LAB:次世代の音源の開発を目的に開設されたYAMAHAの技術開発グループ。世界初の物理モデルシンセサイザーの開発で知られる国本利文技師を中心に楽器や音響の技術要素の分野で物理モデルの研究を重ね、回路や素子レベルでのモデリングのノウハウやアルゴリズムなど、先進的なテクノロジーを開発しています。)


更に次回へ続く
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