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TFT color touch Display






「えー、色着いただけでしょ?」まあそうなのかもしれませんが、ウケる機能があります。

Screen Saverついています。
壁紙も変更可能です。
しかも壁紙は自分で追加可能です。

カンペ代わりにも使えるのでは??

「それをPhotoshopで加工して仕込むのなら、手書きが楽じゃい!」
という声も聞こえてきそうですが、気持ちのゆとりって大事ですからね(苦笑)。

冗談はさておき、好きなアーティストの写真とかを入れておくとテンションあがる事間違いなし、
MCの内容のメモとかにも活用出来ますね(結局カンペか..)。



あと、「うーんナイスアイデア」と感心した機能が、「表示内容を切り替えることが出来る」機能です。
例えば、音色Editの時と、Live中では求められる画面や表示は異なりますよね。Edit中は様々な情報がわかりやすく得られるべきで、Live中は現在使用中の音色がすぐわかるようになっているべきでしょう。
それを簡単に切り替えることが出来るのです。


Articulative Phrase Synthesis









V-Synth GTの最大の目玉の一つでしょう。AP Synthesisです。
4つのソロ楽器の「動作」をモデリングしています。その4つとは

  • Violin
  • Erhu(二胡)
  • Saxophone
  • Flute




です。

ノコギリ波を音源として二胡の奏法でソロを弾く、いやーしみじみしそうですね。

それぞれのモードに8個から10個のパラメータがありますのでとても幅のある音/フレーズを作り出す事が可能です。



もちろんこのAP synthesisとEA synthesis,Vocal Desinerの併用が可能ですから音作りは自在といっていいでしょう。

ただ、Upper toneとLower tone同時にAP Synthesisを使う事はできません。



実際のパラメータをちょっと紹介しておきましょう。

名称をあげてもピンとこないのでその機能を紹介します。

まずノイズを増加させるパラメータ:Fluteの様なリップリードの楽器は必ずブレスノイズが出ますが、それを増減させます。

Pitch bendを遅らせるパラメータ:ピッチベンドはもはや無くてはならないシンセの機能です。当たり前ですが、操作したまんまリニアに効きます。
コレを遅らせる、いやなまらせるパラメータです。
他にもSaxのGrowlを再現する為のパラメータ等是非試していただきたいパラメータ満載です。


画期的なのが上記のパラメータをフルにしたからといってソフトに弾いた時にSaxのGrowlがなるとかそういった事はありません。

それっぽいフレーズをもっとそれっぽく!

あの楽器のニュアンスをこの音色で!!

という時に非常に威力を発揮しそうな「演奏モデリング系シンセシス」といっても良いかもしれません。

個人的には是非上記"Violin","Erhu(二胡)","Saxophone","Flute"に加えて"E.Gt"を開発して欲しいです。

Fingering Noise,Feedbackとかをパラメーターに入れて...Aftertouch,S1,S2でコントロールとかですかね。
まてよ、JD-800にそんなのがあったな(汗)。I-15だったかな?





Vocal Designer




Vocal Designerがシンセ音源との同時使用が可能になりました。

Vocal Designerはいってしまえば、ボコーダーという事になるのでしょうが、従来のボコーダーを遥かに凌駕した新世代の機能になっています。

デモ演奏でAmazing GraceをVocal Designerを使用して演奏してくれたのですが、すんごいですねー。あればっかりはちょっと聴いて貰わないと判らないかもしれません。


シンセ音源部と当時使用が可能になった事により、表現の幅はとても広がります。

EA SyntheisのPADやアルペジエーターを同時に使用する事により今までにないパフォーマンスが可能です。

一人でパッドのバッキングもやりつつ、3声のハモリを入れる事も可能なのです。


マイク入力の部分も非常に考慮され、Neutrik Comboコネクターが採用されています。しかも+48Vファンタム電源供給可能です。コンデンサーマイクもどんと来いといわんばかりの充実ですね。






Sound Impression


ここまで書いておいてなんですが、やはり文章では魅力の半分も伝わらないかもしれません...。やはり楽器ですからね。

V-Synthの音をはじめて聞いたときにその音の太さと、存在感に驚愕しましたが、今回V-Synth GTはそれを超えています。

「シンセは音を作るためのもんだ」

「分厚い存在感ある音はアナログでしょう」


とお考えの皆さん、是非V-Synthシリーズを試してみてください。


きっとご満足いただけます!!


あとがき
-Trivial Afterwords-





余談ですが、今回セミナーが始まる前に真っ先に探した音色があります。

V-Synthでは001に、V-Synth GTでは262に格納されている、あのENIGMAも使用した、ラテン語の[Da 'V' Code]です。

VariPhrase technologyを堪能出来る最も判りやすいプリセットでしょう。



非常に高価な製品ではありますが、おそらく10年後,15年後、雑誌やweb等で「Synthesizerの銘機」というページがあったら MiniMoog,MemoryMoog,Prophet-5,X-pander,JD-800等と並んで取り上げられるシンセに違い無いでしょう。
Rolandが作り出した、モンスターシンセ、V-Synth GT

興味がある方いらっしゃいましたら是非声をかけて下さい。


実演デモやりますよ!!

















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