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今日で最後です。長々やってきましたが、一区切りです。

Rolandのレポート書いていたころがちょっと懐かしいですね。Fender×BOSSのLegendシリーズも3/15頃発売になります。
初回生産は少なめとのこと。皆さんお早めに。

さてさて本題に入りましょう。始めはシンセ/ボコーダーの新製品R3です。


コレをみて普通はmicroKORGを思い浮かべると思います。僕もそうだったのですが、外見はその通りですがサウンドエンジンはMMT、つまりRadiasの心臓部が機能限定ではありますが移植されています。 microKORGの評判だったコンパクトで軽量なボディ(2.8kg)とフルアナログシンセのようなRadiasのいいトコ取りのシンセです。勿論ボコーダー搭載です。このボコーダーフォルマントモーション機能つきです。
音も非常に太く、ソロやリフに適しています。コントローラ4つのノブには自由にアサインが可能です。しかもデジタル制御なのに非常に滑らかに音が変化します。 自照式LEDで暗闇でも現在のパラメータを瞬時に判断可能です。ボコーダー用のマイクも付属しています。デスクトップのスペースにコンパクトなシンセ/ボコーダーいかがですか。



最後の製品ですが、"M"を冠したシンセが帰ってきました。ワークステーションM3です。

KORGから新しいWorkstationが発表になりました。KORGのワークステーションというと "Triton"が思い浮かぶかもしれませんね。 しかしどちらかというとOASYSに近いという印象です。
ラインナップとしては音源部(ラックではない)のM3-Mと鍵盤数がそれぞれ61,73,88の全部で4種類です。 M3-73,M3-88の2機種は発売が6月で現時点(2007/2/20)では価格未定です。 基本スペックから行きましょうか。 120ポリ、256MB相当のPCM音源を搭載、また第二世代のKAMAテクノロジーが入っています。この辺からのOASYSの後継機種に近いというのが分かっていただけるかと思います。
16Tr MIDI シーケンサー,ドラムトラック機能,サンプラーなどなど。カラータッチビューGUIも健在で、しかも、ここが、1ボタンでKAOSSPADに!!!! このモードのときに画面を触ると色合いがダイナミックに変化して嬉しくなります。


見た目はM1など異なり白を基調にしています。ベンダー、モジュレーターに加え、リボンコントローラも!!! 音も素晴らしいですね。
太いです。 クリエイターの人が「にやり」としそうな音から、ステージ、スタジオでそのまま使える音まで網羅されています。
僕はサンプルプレイバックシンセの場合にはGrand Pianoの音をまず確認するようにしています。 ほぼ必ず入っていますし、レンジ/ダイナミクスがどれだけきちんと再現されているか、どういうアプローチなのかを確認するようにしています。 昔は高価、というか、贅沢だったマルチサンプリングも当たり前になっていますね。サンプルに何を採用するか、どこのスタジオを使用するかで 収録される音も変わってきますが、ただなぜか国内Big3 (Korg, Roland, YAMAHA) の音は伝統的な傾向が見られますね。今回のM3に関してもKORGの 音が健在です。
コントローラ部もfaderもマルチタスクになっています。ボタンでセレクトしたモードで作動します。 最近のトレンド(?)通りPlug-in instrumentとしての使用が可能ですし、Editorもバンドルされています。。USB端子が2系統搭載されているのですが、オプションでFireWire400を搭載することも可能です。
またコントロールパネルは2段階で起こすことが可能ですし、取り外しも可能です。M3-73にはこのM3のパネル部+Radiasを乗せることが可能です またM3-88はM3が2台搭載可能だそうです。

僕がM3で一番気に入ったのは、「鍵盤」です。 キーボードをあまり触ったこと無い人はこだわりが無いかもしれませんが、例えばギターだと、そうですね、 自分の手にフィットしたネックという感じなのでしょうか? 今まで沢山のシンセを所有したり弾いたりしてきましたが、間違いなく最高です!!!!段違いですね。 鍵盤のレスポンス、手触り、どちらをとっても非の打ちどころがありません。 勿論個人差ありますから、他の人はどう感じるか分かりませんが、おそらく、気に入ってもらえると思います。
僕個人の印象を言うと、「僕のために作ってくれた」というくらいしっくりきました。コレだけでも買ってよいかと思いました。そのくらいすごいです。 数年後にまた現行のシンセを超える音源を搭載した新機種が出てくることは間違いないと思いますが、M3の鍵盤を超える鍵盤が出てくるかどうかは疑問です。 今までは、音は気に入ったけどタッチがなぁ、みたいなことがあったりしたのですがM3に関してはどちらも最高です。 むしろ今所有しているシンセをMIDIで接続して、M3でコントロールしたいと思ってしまいました。After Touchも搭載していますが、ありがちなON/OFFタイプではなく、中間値も表現できるとのこと。 Roland新製品発表会にも書きましたが、鍵盤という 限られたインターフェイス、言ってしまえばスイッチである鍵盤に様々なコントロール機能が、しかも有能なコントロールが付加されるのは嬉しい限りです。
このタッチは88鍵盤はピアノタッチになるそうです。

また拡張性に関してですが、アナログモデリングシンセサイザーRADIAS音源ボードEXB-RADIASやPCMサンプル容量を拡張するEXB-M256、 Firewireケーブル1本でバーチャライズドハードウェア環境ができるEXB-FWボード(コレは前述)、 今後発売予定のEX-USB-PCMシリーズライブラリーなどの豊富な拡張性があります。

国内初ともいえるWorkstation M1を作り上げたKORGが作り上げた"M"を冠したシンセ。間違いなく素晴らしい仕上がりになっています。



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