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今回はApogeeのADコンバーターAD-16Xを取り上げようと思います。



これもGW中にデモでチェックしたものです。ですので厳密なチェックというよりは収録したジャンルに若干依存されたものであることは予めご了承ください。

ただマイクやHAよりもそういった依存度は小さいと思います。
今回必要な回線数は16です。せっかくAD-16Xが借りれたのですが、Dsの8chはAD-8000を使用しました。
別にたいした理由はありません。気分です。

Ver2.0になり若干複雑なRoutingも組めるようになったのですが、今回はAlesis ADAT HD24XLに収録したのでアナログ→ADIの変換にしか使用しませんでした。
ADコンバータを2台使用するということはW/C generatorが必要なわけですが(どちらかをmasutaerにしてもよかったのですが...)今回はRosendahl Nanosyncsを使用しました。

Ds以外の楽器、すなわちPf,Ba,Tp,Saxで使用しました。

ぱっと聞いた印象ですが、「AD-8000より若干マイルドかな」という感じです。立ち上がりが悪いとかそういった感じではなく、全体的にスムーズといった感じです。
AD-8000で健在だった高域のしゃきっと感は若干影を潜め、ミッドレンジのふくよかな感じがします。
AD-8000は「カリフォルニアサウンド」と良く形容されますが、どちらかと言うと「ヨーロピアンサウンド」という印象がします。ミッドレンジがスムーズに聞こえます。もちろん楽器の特性や、マイクの特性、HAの特性も含まれていますが、
「こう聞こえるんじゃないのかなぁ」という部分が裏切られた感じです。

現在ミックス中ですが(30曲近くあるのでなかなか....)、果たしてどう仕上がるのか、良い感じに仕上がりそうな予感がしている作品です。

Mix中に感じたことですが、全体が非常にスムーズです。
EQ/Dynをかけてもよく効きます。全体が無理なく収録されているからだと思いますが、コレは当たり前のようで結構すごいことだと思います。
僕は製作側が使うコンバーターは多少癖があってもよいのではないかとかんじていうrくらいです。実際自分でも2mixを通すときはいくつかのADコンバーターを使い分けます。

ちょっとそれてしまいましたね。情報量の欠落が多いコンバーターだとEQやDynを過剰にかけないといけなかったりしますね。
「何とかする」という作業になるのですが、今回(まだラフミックスですが)は非常に作業が楽でした。
Faderをあげてpanを決めて、Reverbを軽くかけると、「うん、よいんじゃないかな」と言うレベルです。
もちろんコンバーターだけのおかげとは言いませんが、一役買ってくれていることに間違いはないでしょう。

「さすがApogee!」コレが一番端的にAD-16Xの性能を物語っている感想かもしれません。



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