12月に入りかなり寒くなってきました。
ま~ようやく冬らしい感じですね。
なんか今年は暖かい日が長く続いた気がします。
残り今年も1ヶ月を切りました。
今年一年を振り返ると、やはり印象に強いのは地震ですね。
今でも辛い思いをされている方が多くいらっしゃるようです。
そんな中でも明るい兆しもあります!
最近、東北地方からオンラインショッピングやお電話で楽器のご注文が増えております!
私が担当させて頂いたお客様の中には、ギター教室を開いていたが津波で
全部楽器が流されてしまったという方がいらっしゃいました。
まだまだ大変だが少しづつ落ちついてきて生徒さんからも再開の要望が多いので、
再開に向け楽器を新調したいとの事でご注文下さったそうです。
何度かお電話でお話しさせて頂きアコースティックギターにピックアップを
取り付けて発送する事になり無事に届くか心配しでしたが
翌日には無事にお届け出来たようです。
数日後にはお客様からお礼のお手紙とお菓子までお送り頂きました。
こちらが被災地に向けて応援するはずが、逆にお気遣い頂き元気を頂きました!
とても感謝であります!!
これからも出来る限り支援させて頂こうと思います!
さて、今回は遠方から新品のベースをご注文頂き更にフレットレス加工を
行うご依頼を頂きました。
ご希望の商品のフレットレス仕様が廃盤になってしまい、
それならばフレッテッドを加工してしまおうという事になりました。
新品のフレットを抜くのは何かもったいないような気もしますが、
そこは気にしないようにして作業開始!
フレットを抜く際に木がめくれない様に慎重に作業していきます。
抜き終わったら、今度はフレット溝の中の掃除を行ない、
その後、メープル材と接着剤を使いフレット溝を埋めていきます。
ここでチョットしたアクシデント発生!?
フレット溝も指板に合わせてRがつけられて溝が掘られていたので、
真っ直ぐにカットしたメイプル材を埋め込むと指板サイドから見た時に
少し隙間が出来てしまい見た目が悪い....
恐らく、指板材をつくる際にRをつけてからフレット溝を掘っているのでしょうね。
因みに私の場合は溝を掘ってからRをつけてます。
何でかって?その方が作りやすいから!(笑)
ギターの作り方は一つではないのでクラフトマンやメーカーによって様々ですね~。
修理の仕事をしていると色々なメーカーの楽器を見ているので、
「なるほど~いい仕事してるな~」や「修理しやすいように作れ~!(怒)」
なんてこ事もあります(笑)
話しは戻り、指板サイドに隙間が出来ないように埋め込むメイプルにも
Rをつけて問題解決!
全ての溝を埋め終わったらフレットの打ち込み痕や、
溝からはみ出しメイプル材をRのついたサンディッグブロックに
サンドペーパーを貼り付け指板調整を行い完成~!
ツルツルな指板でフィンガリングがスム~ズです!
その後このフレットレスに変身を遂げたベーは宅配便でお客様の元へお届け致しました。
今頃、ブ~ンブン鳴ってるでしょうね(笑)末永く可愛がってあげて下さい!
今回のアコースティックギターのピックアップの取付けやベースのフレットレス加工
などのように、オンラインショッピングやお電話でのご注文でもカズタマイズ
してからの発送も可能ですので是非ご検討下さい~!
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