また更新が遅くなりました(汗)
お蔭様で修理のご依頼を多く頂いており、嬉しい悲鳴を上げております(笑)
今日なんかは配線修理やナット交換をしたり、更にはノイズ処理加工やアコギの
弦高調整などあれやこれやと工房にこもっています。
そんな中、以前中古で入荷したアコギもメンテしています。
このアコギ、かなり豪いことになっています...。
まずはブリッジが...
ブリッジが剥がれて前のめりになり塗装が浮いてしまっています。
そして更に....
解ります?トップ板が剥がれ、バインディングがトップ板の下に
めり込んでしまっています(汗)
恐らくぶつけたか落としてしまい、かなり時間が経ってしまったのではないかと
思います。
これがまた幾らボディの内部から押しても元に戻らない(涙)
押してもだめなら...引いて しまったら余計にめり込むだけなので
バインディングを切り取り剥がれたトップ板を接着することに。
とりあえずこれで木が元の位置に戻りました。あとは同じようにバインディング
を作り張り合わせすればOK。
次に、ブリッジですね。
こうなってしまっては一度剥がすしかありません。
ブリッジに熱を加えて徐々に接着剤を柔らかくして剥がします。
剥がした後はブリッジを再利用できるように接着面を調整して、
ボディの接着面に残ったボンドも掃除して再接着します。
接着がすんだら次はフレット交換、その次はナット交換.....
まだまだ先は長いですね。
完成したらまたアップします!
ちなみにこのギターは1992年製のGIBSON L-1です。
すでにクラックがビッシリ入っていてかなり使い込まれていて、
オールド品のような風格があります。
なんかイイ音しそうな気がします!(笑)
修理完了をお楽しみに~!
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