先日の釣果は鱸3匹と赤エイが沢山....
赤エイが掛かるとものすごいパーワーで引くのでホントしんどいんです(汗)
しかも運が悪いと糸を切られルアーを持っていかれます...
かといって引き寄せても毒針を持っているとの、面構えが気持ち悪く触りたくない....
エイは砂地を好むようで海水浴場にもいる時があるそうです。
尻尾の途中の毒針が刺さると激痛に見舞われ、死にいたることも....
恐ろしい~!!(汗)
海水浴の時にはご注意を!!
刺されない為には、すり足で砂煙を上げながら進んでいくとエイも逃げていくそうですよ~。
そんな恐ろしいエイも食べえられるとか...
私は全体に食べませんけどね!
だってあの顔が....
さてさて、今日も釣りの話しで一人盛り上がりしてしまいましたが
リペアではナット交換の依頼が多くナット交換を行ないまくっております!
今日の日記ではそんなナット交換の仕方をご紹介します~!
まずはナット交換前の状態がこちらです。
次にナットの周りにカッターなどを使って切り込みをいれ、
あて木とハンマーを使い本体から取り外します。
取り外すと取付け面に接着剤がのこっているので彫刻刀やヤスリなどを使い掃除して、
取付け面が平らになっているかどうか定規を使って確認します。
今回使用するナットはオリジナルと同じ素材の牛骨ナットです。
牛骨といってもそのままの骨ではなく骨を粉末にしたものをボンドで固めたものです。
牛骨ナットでも種類がいくつかあり、左から漂白ナット、中央が無漂白ナット、右がオイルナットに
なります。
一番ポピュラーなのは漂白ナットですね。様々な楽器についてますよね。
個人的な感想ですがサウンドもバランスが良い感じがしますね。
無漂白なっとは名前の通り漂白されていない分、油分が残っておりナット上での弦の滑りが良くなり
チューニングの狂い軽減されます。
更にチューニングの狂いを抑えたナットがオイルナットです!
オイルを浸透させているので滑りが良いです!
実際にナットを削ると解るのですが、漂白ナットに比べて滑りが良いので削れにくいです。
削れにくいということは.... そう、正解です!長持ちもします!(漂白に比べて)
漂白ナットに比べサウンドも少しタイトになる印象が私はあります。
今回はオーナのご希望により無漂白ナットを使用することに決定!
そのままではナット材が大きいため、ギターに合うように幅、厚み、高さ、形状を削りだして調整していきます。
続いてナットの溝切りです。
まず、6弦と1弦の位置をナットに書き込みます。
その位置はオリジナルのナットを基にしますが、フレット落しそうな場合や弦間が狭い場合に位置を変更します。
目安としてはナット材の端から6弦で3~3.5mm、1弦で2.5~3mm程になります。
(楽器によって異なる場合もあります。)
位置が決まったら今度は4弦から2弦の位置を決めます。
6弦の位置から1弦の位置までを測り、5等分すればそれぞれの位置を割り出す事が出来ますが、
そのまま溝を切ってしままうと弦の太さにより低音弦側は弦と弦の間が狭くなり、高音弦側は広くなってしまうので、ご自分でナット交換にチャレンジする方はご注意を~!
じゃあ、均等な弦間にするのはどぉするのよ??というと、弦の太さを基に位置を少しづつずらせばよいのですが、なかなか難しいですよね~。
そんな時、私はナット溝専用の定規で位置決めをしています!
正確に位置も決められ非常に便利~!
位置が決まったらいよいよ溝切スタート!
専用の溝切りヤスリを使って作業するのですが、溝の深さは3フレットを抑えたとき1フレットと弦の間にコピー用紙が1枚入るぐらいの隙間になるように溝を切ります。(ネック調整をした状態です。楽器の状態やプレヤーの好みでも溝の深さは変わります)
では、楽器を横から見たときナットからペグのポストまでの間の角度のつけ方はどのくらいかといいますと、これは文章で説明するのは難しい(笑)
角度をつけすぎても、つけなさすぎてもダメ。更に使用する弦、楽器のタイプによってかわりますので経験が必要ですね~。
さぁ、ナット溝が切り終わりましたらナットの形を微調整してツルピカに磨き上げ、オクターブ調整、などのセットアップを行い完成!
左が交換前、右が交換後になります。
どうです!?見た感じからしても全然ちがうでしょ~。
なんかイイ音しそうですよね(笑)
ナットが悪くなると、開放弦で音詰まりしてしまったりオクターブが合わなくなってしまうなど
様々な悪影響が出てきますので、コマメなチェックをオススメします!
あ~今日は長く書いたな(笑)
今度は何の修理が集中する来るのだろ~!?
フレットのすり合わせ? ネック折れ? PU交換?
何でも来いですね!!(笑)
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