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今日のリペア日記は前回に続き、ピックアップについてです。今回は直流抵抗とレゾナントピークについてお話します。直流抵抗とはコイルの巻き数が多いほど直流抵抗が高くなり出力が大きくなりますが、高音域が低下します。続いてレゾナントピークは、それぞれのピックアップが持つ特有の周波数ポイントのことです。レゾナントピークが高ければ高いほど、ピックアップの音質は歯切れの良い明るいサウンドになります。ピックアップのカタログにはレゾナントピークではなくて、解りやすくトレブル、ミドル、ベースなどのトーンバランスが記載されているメーカーもあります。例えばS,DUNCAN SH-59bはアルニコ5マグネットを使用しは直流抵抗が8.13Kでレゾナントピークが6KHzとやや高めなので、艶やかでで高音域に特徴のあるピックアップで、出力は押さえ気味になっていることが解ります。これをマホガニー材など柔らかいトーン木材に使用すると、更にウォームなトーンになり、逆にメイプルなど固いトーン木材に使用すると高音域が強調されるような感じになります。ピックアップを取り付ける楽器に使用されている木材によって、出力されるサウンドは違ってきますので、まず、どのようなサウンドにしたいのか、そして取り付ける楽器の木材はどのような音のする木材なのかを調べると探しているサウンドにより近ずくはずです。



*画像のギターはミュージックプラントが開発した、ピックアップ試奏ギターです。
ボディが開きピックアップを瞬時に交換でき、サウンドを比べることができます!数に限りはありますが、サンプルピックアップも各種ご用意してありますので、ピックアップ交換の際には是非ご相談下さい。

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