YAMAHA n12 デモンストレーションレポート!!

マイクプリアンプの試聴比較
-Comparison of HAs-
さて、今回のもうひとつのイベントです。
当店
Annex RecordingにはハイエンドHA/channel stripが多数あります。
Avalon Design M2 mk II,
AMEK Channel in a Box [Pure Path],
dbx 786,
Solid State Logic XLogic Channel,
Drawmer 1960,
AVALON DESIGN VT-737sp etc.これらとn12のHAを比べてみました。
最大価格差9倍とかの中での試聴です。

試聴のソースにはドラムにしました。
他にアコギなども試したかったのですが、状況的に厳しかったのでDsのみです。
やや離れたところにMicを1本セットし、モノラルでの収録にしました。実際にHAとして使用した機材は
Avalon Design M2 mk II,
AMEK Channel in a Box [Pure Path],
Solid State Logic XLogic Channel,
そしてn12です。
すべてアナログで出力し、Apogee AD-8000で変換して、Pro Toolsに入力です。フォーマットは24bit48kHzです。
ドラムを延々叩いていてもらい、その中で1分づつくらいRecしていきました。
それをプレイバックしての試聴です。再現形式でお送りします。参考になりましたら幸いです。
筆者(以下"T"):「じゃあ、まずSSLからいきますね。」
--SSL試聴中--
A:「ふーん(-_-)」
T:「聞きなれた音ですね(-_-)...。じゃあ次、Amekいきますね。」(念のために書いておきますが、決してSSLの音がしょぼかったのではなく、試聴1発目で他に比較できるものがなかったがゆえの2人の発言です。)
--Amek試聴中--
A:「あー、やっぱ違いますね。どちらがよいとかではなく、キャラ違うなぁ」
T:「ですねぇ。なかなかこういう機会ないから楽しいなぁ(^o^)v」
A:「僕、この音好きだなぁ。」
T:「Lo-Midが独特の音色ですよね。」
A:「うん、そうっすねー。いーなーこれ」
T:「じゃあ次、Avalonいきますね。」
--Avalon Design試聴中--
T:「おー、レンジ広い」
A:「なんか音が大きく聞こえますね。音像が近いというか...」
T:「Kickも明らかにさっきの2機種と別の音色に聞こえる...。いいなぁAvalon...。さて期待の新人n12行きますね。」
--n12試聴中--
T:「おー、負けてない。全然負けてないよ。」
A:「いーすねー」
T:「バランスいーなー!Snがちょっと前に出てきて、Kickも分離良く聞こえる」
YAMAHAのスタッフの方々も安心していました。いってしまえば完全にAwayですからね(笑)。
僕も「ラック版、でないかなぁ」と交渉していましたね。このHAにS.S.M.C.+4バンドセミパラメトリックEQがついて2ch2Uならニーズはあるのでは...
そうそう、この後SSLとAmekのコンプをつかってS.S.M.C.の"A"の状態や"E"の状態をシミュレートしていました。「ここをこうやって、こんな感じが"A"ですかねぇ」なんてなことをしばらく...。ちなみにデモンストレータの青木さんは個人的にはAmekが気に入ったようでした。
ちょっと話はそれますが、このときのwav dataをYAMAHAスタッフさんが「是非書欲しい!!」とおっしゃるので、コピーしてお渡ししたのですが、後日営業さんから「いや、あれ大好評ですよ!ありがとうございました!!」とのお礼を頂きました。同じfileがMusic Plant つくば店にもありますので、試聴ご希望の方はお気軽にお越しください(僕が不在のときもあるかもしれませんが..)。
一般的にいろいろなメーカーがそうですが、やはり各メーカーの音というのは存在している気がします。しかし今回n12から聞こえてきた音は僕が知っているYAMAHAの音ではない、別次元の音でした。おそらく皆さんが知らないYAMAHAの音がします。
簡単な締めくくり
-Very Curt Afterwords-
さあ、どうですか?
駆け足の部分もありましたが、nシリーズの魅力、少しでも伝わったでしょうか?
Music Plantつくば店でも簡単なデモが可能です!お気軽にお立ち寄りください。
HA比較の音源も試聴可能なようにしておこうと思います。
YAMAHAが作り出した
「ミュージシャンの、ミュージシャンによる、ミュージシャンための新製品nシリーズ」
是非、その耳と目で体験してみてください。

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