今日はEdirolから発売されたデジタルミキサーM-16DX,M-10DX,M-10MXの3機種です。

Edirol(Roland)がミキサーというと意外な印象があるかもしれませんが、VSシリーズなどを考えるとなんら不思議ではありません。 Mシリーズと名づけられたこの3機種はホームユース、主にPC周りでの使用を想定して開発されているようです。 現時点での最上位機種M-16DXはデジタルミキサーでコントローラとコネクタボックスのセパレートデザインを採用。デスクトップがケーブルで煩雑になるのを防ぐことが出来ます。 InputはXLR inを4つ、1/4"inを10、RCA inを2つの16ch構成、もちろんHi-Zにも対応しています。
M-16DXのみに搭載されている機能を紹介しておきましょう。自宅での作業をメインに設計されていると書きましたが、自宅のルームアコースティックがスタジオ並という恵まれた方は少ないと思います。
商業スタジオというのは専門の設計業者が作るので、非常に考えられた配置と、優れた音響特性を持っているところが多いのですが、自宅でコレを追求しようとすると大変なことになります。 その部屋の、必ずしもベストとはいえない音響特性を、「ルームアコースティックオートコントロール機能」が補正してくれます。デモンストレーションでは中域が過多な状態の音を、一聴して明らかなほど 補正してくれていました。コレは非常に使えます。部屋の音がよいのか悪いのかわからない、という話をたまに聞くのですが、とりあえずフラットであることが前提ではないでしょうか? それを専門的な知識無しに得ることが出来るのは大きなメリットでしょう。
長くなってきたので、残り2機種は簡単にスペックを記載するにとどめますがMシリーズは操作子が多くあるのでリアルタイムの操作に非常に優れています。
M-10DXはXLR×2+4Stereoで一体型という構造のこちらもデジタルミキサーです。
M-10MXは非常にコンパクトな5Stereoのミアナログミキサーです。コレは純粋に混ぜるだとけいった感じでEQやAUXは搭載していません。