LINE6新製品発表会report!!
前置き
-Tedious preamble-
行ってきました!!LINE6新製品発表会!
会場は京王線沿いのリハスタ。
どこかで見たことのある書き出しですが、仕方有りません。会場の場所が同じだったので...。今回は前回のような恥ずかしい行動は控えようとしっかり場所を確認していきました。
会場に到着することスタートの20分ほど前、2部への参加だったため、比較的すいていました。最前列、中央に座席をとり、時間があったので先に写真をとっていました。
そうこうする内に定刻になり新製品発表会スタートです!!
前評判やwebでチェックなさった方も居るかも知れません。1996年から様々なアンプのモデリングをメインに製品を開発してきたLine6社がついに真空管メーカーと手を組んだ、という画期的な製品です。
Line6社がパートナーに選んだのは
Bogner Amplification社です。Eddy Van HalenのMarshallの改良など幾多の伝説を持つ真空管アンプメーカーです。ある意味商売敵ともいえるLine6社と手を組んだというのも興味深いですが、我々ユーザーの立場から言うとそんな大人の事情よりは、どんな製品に出来上がっているか、が気になります(苦笑)。
では早速ラインナップを見ていきましょう。
- Spider Valve112
コンボタイプ
40W classAB真空管アンプ,1×12"Celestion Vinatage 30Sp搭載,20.4kg
12AX7×2 as Pre Tube
6L6×2 as Power Tube
定価¥123,900-
2007/10末日発売
- Spider Valve212
コンボタイプ
40W classAB真空管アンプ,2×12"Celestion Vinatage 30Sp搭載 27.2kg
12AX7×2 as Pre Tube
6L6×2 as Power Tube
定価¥147,000-
2007/10末日発売
Spider ValveHD
アンプヘッド
100W classAB真空管アンプ 15.9kg
12AX7×2 as Pre Tube
6L6×4 as Power Tube
定価¥141,750-
2007/12末日発売
Spider Valve412VS-T
スピーカーキャビネット
4×12"Celestion Vinatage 30Sp搭載 53.5kg
定価¥120,750-
2007/12末日発売
Spider Valve412VS-B
スピーカーキャビネット
4×12"Celestion Vinatage 30Sp搭載 53.5kg
定価¥120,750-
2007/12末日発売
Spider Valve112,212,HDにはBognerのロゴが入っています。
共通スペックとしては、
- アンプモデル:12種類
- エフェクト同時使用3種類(Modulation系エフェクト,Delay系エフェクト,REVERB)
- 300 Artist Preset
- 36 User Programmable
- 100 song Preset
- POD XLR Direct Out
- Reinhold BognerによるLine6のための回路設計
- Foot Control:FBV,FBVshortboard
- Tuner搭載
です
会場には残念ながらコンポのSpider Valve212しかありませんでしたが、基本スペックなどは同じとのことですので参考していただけるのではないかと思います。
パネルから見ていきましょう。
左から、まずGt inputの端子、サウンドセレクト,[Drive][BASS][MID][TREBLE][CHAN VOL]Modulation系エフェクト、Delay系エフェクト、[REVERB][MASTER][PRESENCE]のつまみ、そして、真空管アンプであることを証明するかのように[STAND BY][POWER]があります。
Spider Valveならでは、というとちょっと語弊があるかもしれませんが、特徴的な、すなわち他のアナログアンプには搭載されていない機能などを見ていきましょう。
サウンドセレクトのつまみからいきます。
6つのLEDがあり、それぞれ、[CLEAN][TWANG][BLUES][CRUNCH][METAL][INSANE]というネーミングがなされています。すぐにお分かりいただけると思いますが、右に回せばどんどんひずんでいきます。写真ではオレンジに光っていますが、各ポジションでオレンジとブルーの2色が光るようになっており、オレンジよりはブルーの方が歪っぽくなります。
あとは3種類(Modulation系エフェクト,Delay系エフェクト,REVERB)のエフェクトでしょうか、Reverbだけは普通のアンプと同じようにReverbの量を決めるようになっていますが、Modulation系エフェクト,Delay系エフェクトはつまみを回していくと、効果の深さと、種類が変わるようになっています。Line6の製品になじみのある人であれば、すぐわかっていただけるかもしれません。
さて、実際の音ですが...、でかいです。しかも抜けめちゃくちゃ良いっす。なるほどコレがBognerがLine6の為に新設計した回路か...と納得です。
幸か不幸か、アンプの真正面 3-4mだったのですが、デモ演奏の時にGtを鳴らした瞬間にBacking聞こえなくなりました(苦笑)。「出力:40W」という記載を見たときに「400Wの誤植じゃないのか?」と本気で思いました。しかもただ音が大きい、とかという感じではなく近いというんでしょうか。良く雑誌などで「膜が1枚取れたような感じ」という表現がありますが、1枚じゃないですね。あれは。
すごい音圧でした。
すべてのデモンストレーションが終わっていろいろ話を聴いていたのですが、それで納得しました。回路の構造が、僕が予想していた回路と違っていたのです。
僕は
Gt→[12AX7]→[ADC]→[Modeling]→[DAC]→[6L6]→[Trans]→[Speaker]
という回路構造を想像していたのですが、実際は
Gt→[ADC]→[Modeling]→[DAC]→[12AX7]→[6L6]→[Trans]→[Speaker]
とういう構造だそうです。
Line6のモデリング技術の音を最も良い状態で増幅し、スピーカーをドライブさせる、と言うコンセプトが生きています。
Spider Valve seriesのリアパネルですが、こんな感じです。右上にコントローラー用のコネクタ,[XLR Direct Out],[Preamp Out],[Power Amp in]があります。[Preamp out]は[DAC]の後の信号を取り出すようになっていて、Stand Byをoffにすることにより、スピーカーシュミレーターを通過して出力されます。録音時などもバッチリですね。
また[Power Amp in]は[12AX7]の前に入るようになっています。ここにダイレクトにGtを接続しても、インピーダンスの関係でBognerのアンプとしては使えませんが、ちょっと裏技があります。気になる人は是非、発売後店頭へ!(デモンストレーション後、デモンストレーターの方や、スタッフの方のいろいろ実験しましたから。いやー楽しかった!D井さん、N村さんはじめ付き合ってくれたスタッフの方々、感謝しています m(_ _)m)
そうそう!!
デモンストレーションの最後にとんでもないハプニング、いやサプライズが!!あのジャパニーズロックの大御所"GODIEGO"のguitarist、浅野孝已氏が会場に!!
我々「ガンダーラ」、「モンキーマジック」、「Galaxy Express999」「Holy and Bright」世代にはたまらないですね(年がばれますね、ちなみに僕は再放送世代ですよ(笑))。演奏はBluesのセッションという感じだったのですが、そのオーラに感動です。
3m前に本物が居るんですからね!!
いやーよかった。
ご本人に確認したら肖像権は特に問題ないとのことで、web掲載のOKを頂きました!!

誘ってくれたkorg M園さんありがとうございました!!
あとがき(?)
-Afterwords-
いかがだったでしょう。写真などはカタログをスキャンしてどんどん追加していきたいと思います。ShopsiteへのLinkも貼りますから、実際の販売価格などもチェックしてみてくださいね。
9/22にはさらに追加があります。お楽しみに!!
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