セットネック編に続き、数週に渡りテレキャスをモデルにデタッチャブルネック編をお伝えしていきたいと思います。今週はネック加工についてです。
クラフトマンによって製作工程は違う場合がありますが、ネックをハンドメイドで製作する場合、ギブソンのようなセットネックでヘッドに角度が付いているタイプは指板を接着する前にネックの外周をある程度形にしておきます。それに対しフェンダーのようなデタッチャブルネックは指板を接着してから外周を整えます。
なぜ製作工程が違うかというと、まずはヘッド角の有無に関係してきます。その他には、フェンダータイプのネックはナットの取り付け部からヘッド側に残っている指板の6弦側が0フレットよりも外側に広がっている事も関係してきます。セットネックのようにネックの外周を有る程度整えてから指板を張ってしまうとこの部分が整形しずらく、指板を張ってから外周を整えたほうが綺麗に仕上がります。あまり気にしない部分かも知れませんが、この部分がなくなると意外と物足りない感じになります。
画像は外周加工後の1コマです。まだヘッド側に指板材が余分に残っている状態で、ここからヘッドトップ面を実寸近くまで落とし込みヘッド側と指板側を綺麗な曲線でつながるように加工し、ポジションマークを入れフレットを打ち、グリップ加工へと作業は移っていきます。
続きは来週アップしますので是非チェックしてください。では今週はこの辺で失礼します。また来週~!
![](http://www.music-plant.com/cgibin/rdiary/data/2007/07/images/1183980854.jpg)
kuro
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