先日、店長からヒバの木端を頂きました。
ギターではあまり使用しない木材なのでピンとこない方も多いと思います。
この木材、1cm成長するのに30年もの歳月がかかるそうです。
頂いた木端は高さ4cmなので、この部分だけでも120年物。
建築木材で使用するヒバは樹齢1000年物もあるようですね。
成長の具合は木の種類によって全然異なりますが、
数十年、数百年と途方もない時間がかかります。
ギターで使用している木材も同じ。
当たり前ですが改めて考えると木端と言えど無駄にはできませんね!
今回はネック枕を製作する事にしました!(画像:リペアマン若林)
スピンドルサンダーでネックを置くところ加工しましたが、
ふんわりとヒバの良い香りが工房内に広がりました(笑)
当工房ではギター製作中に出た木端は木屑に近いような大きさのものは除いて
捨てずに保管しています。
マホガニーの木端はレスポール等のネック折れ修理の補強材に使用したり、
メイプル等の硬質な材は生地調整などで使うパッドに加工したり、
木目の綺麗な木材はネック枕やウッドパーツ等に加工して使用しています!
因みに普段私が使用しているネック枕は
ライトアッシュ2ピースのサンバースト極薄ラッカー仕上げで
グリップが当たる部分には皮を張っています(笑)
使い込んでいるので塗装が剥げたりして良い感じに風合いが出てきました!(笑)
SHOPリペア台ではバールメイプルとライトアッシュを組み合わせた枕も使用しています。
限りある資源、大切にしていきます!!
今週はこのあたりで失礼します~。
黒澤
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