明けましておめでとうございます。今年も頑張っていきますのでよろしくお願いします。
さて2010年はじめのエンジニア日記はPAではなくRecordingです。
昨年から声をかけていただいていたのですが、ついにそれが実現する運びとなりました。3人構成のバンドでインストもののバンドです。
かなり強力なメンツです。
各界で活躍されている方々ですのでちょっと緊張しました。デモ結構話してみると普通の人だったりします。
和音楽器が1つも無い編成でどうなるんだろうと思っていましたが、やってみるとなるほど、という感じでした。
ドラムセットの内容は
という感じです。回線の確保とマイキングだけで一苦労でした(苦笑)。録音は1発ではなく別々だったのですが、まずはじめに1発録音してから別々に取っていくというスタイルだったので、いろいろ転換が大変です。
Bassの録音もLine×2+Mix×2の4回線(!)。7弦のすべてが同じ出力からでるのではなく、HiとLoで出力が可能らしく、それぞれラインとアンプを鳴らしての収録です。
さてさて特筆すべき5弦エレキチェロ、おそらく日本には1,2本しかないとのこと、それをアンプにつないで、エフェクトかけまくって、みたいな感じです。
そうそうCelloとBassの音作りの時に電源ケーブルを試してみていただいたのですが、皆さん大興奮「電源ケーブル試せるスタジオってヤベーな!!」とのお言葉を頂きました。
2日間で6曲!全部撮り終わってラフを作ってとりあえずおしまいです。あとはMixとMasteringです。
完成はちょっと先になりそうですが、どこかで見かけたらぜひ聞いてみてください。
クレジット欄には僕の名前が入っていると思います。
Takumi Otani
年の瀬も押し迫った12/27 おそらくQ't今年最後のインストアライブが行われました。アーティストさんはプラネット・スピリタさんです。webにもあるようにマンドリンのデュオとのこと。さぞや寒かったでしょう...
寒いのは僕も負けていないのですが(?)
まずはシステムのセットアップです。FoHに加え、FootMonitorを2系統2基用意します。
セットアップを無事終え、コーヒーを飲んでいるとPlanet Spiritaのお二人が楽器をもってきてくださいました。場所を決めて、早速セットアップです。楽器用のマイクをややオフ気味にセットアップします。楽器の構造としてはコンデンサーマイクが良いのですが、野外ですのでそうも行きません。今回はダイナミックマイクでです。
Q't 2F広場は結構響きやすい会場なのですが、楽器の特性もあり、今回はプラスになります(ボーカルモノだと「リバーブかかってますか?」とよく聞かれるのです)。
リハでは交互に会場で出ていただき音を聞いていただきました。リクエストに対しては基本的にマイキングのみで対応していきました。結果的にとても気に入っていただけました。Reverbの打ち合わせをしてリハは終了です。
本番のセットリストです。クラシックの曲から、ポピュラーソングまで幅広く演奏していらっしゃいました。
です。素敵だったのでCD買っちゃいました。サイン付きです。
今年最後のイベント(当店PAセクションとしても)を締めくくるにふさわしいとても良いライブだと思いました。
皆様良いお年をー
掲載の画像はユニバーサルミュージック様からの提供です。無断使用はご遠慮ください。
さて始まりました。新コーナー!(?)茨城県内、県南を中心にイベントの音響に駆け回っている我々ですが、ナカナカそれをアピールする機会が少ない。これはイカン!と言う事になり、様々なライブのイベントの紹介を行っていこうと、キーボードをカタカタやっています。
あまりテクニカルな方向に走らないようにしていきたいですね
記念すべき第1回はWonderGOO守谷店で/2009/12/19に開催された清水 翔太さんのインストアライブの模様です。
SonyMusicのA川さん(低音が魅力の素敵な声を持つ、ユーモアあふれるおしゃれな方です。)からご連絡をいただいき、ご予約頂きました。弊社のPA setB set相当のセットを基本にいくつかのオプションをご利用頂きました。
会場であるWonderGOO守谷店にはGOO St(グースタ)と呼ばれるスタジオ、ライブスペースがあり、ここでライブを行います。西野カナさんのライブなども担当させてもらいました。GaGaalinGさんのバンドスタイルでのLiveにも対応出来るスタジオです。
当日12:00位に現地入りするともうファンの方が並んでいます。Liveは15:00からなのにすごいなぁと思いつつも仕事仕事、搬入です。何度もオペをやらせてもらっているのでスタッフの方も「どうぞ、いつもの感じで」と信頼していただいております。
今回のステージセットは4曲、ワイヤレスとCDJというシンプルなセットながら、GOO-Stの音響特性と格闘です。結構低域がたまりやすい会場なのです。
FoHのセッティングを終わらせ、モニターに移りますがここでもなかなか苦戦です。
とはいうものの時間内にセッティングを終わらせ、その他のセッティングに移ります。
さてそうこうしているうちにDJさん、ご本人が到着しリハに移ります。ライブの実際の曲順でやってみて頂きました。
1曲終わって「清水さん、モニターどうですか?」と伺ったところ「大丈夫です」とのこと、とりあえずFoHのミックスをマネージャーさんと詰めていきました。
FoHが低域をある程度抑えたTuneingにしてあるので少しシャリシャリした音に聞こえたようです。「お客さんが入るとこんな感じになりますから..」とシミュレートをかけて、「あ、なら大丈夫です」と納得頂きました。
あとはリバーブの感じや、オケとのバランスのイメージを伺いながらリハは進行していきました。
あっさりリハが終わったのでA川さんに確認すると、「モニター納得いかないといつも首かしげてますから問題無いすよ」と。一安心です。
さあ、いよいよ本番です。最終的にはお客さんが200人を超える勢い(!)だそうで、結果的に非常に音が変わってしまいました。特に冬はみなさんもこもこした感じの服装をされるので音が吸われてしまうのです。
開場からしばらくするとみるみる音が変わってきます。BGMの感じを頼りにFoHのEQを操作していきます。
さぁ本番!流石大人気!!ご本人が登場した時の開場の歓声といったら、もう。
クリスマスソングのカバーを含む4曲の演奏です。軽妙なMCをはさみつつ30分強でしょうか。無事ライブは終了です。握手会があったのでしばらくは待ちだったのですが、お客さん、握手してもらってすごく嬉しそうでした。
さぁいかがだったでしょうか。今後もQ'tやWonderGOOのインストアライブやイベントの模様をちょこちょこ紹介していきたいと思います。
現場でMusicPlantのジャンパーやTシャツを着ているスタッフを見かけたら気軽に声をかけてくださいね。忙しいと、ろくな対応出来ないかもしれませんが...